核武装議論が足りない秋田県知事

「核武装の議論をせよ」と声高に主張する人ほど議論が足りない、という好例。主張内容がこれほどブーメランだらけなのも珍しい。


>「核兵器保有も含め、防衛政策のあり方の議論を始めてもらいたい」

議論を始めるべきは、「政府はとっくにその議論はし尽くし結論が出ている」という事実認識すらない、当の秋田県知事自身である。

>「日本人を平和ボケ状態にした憲法九条は今すぐにでも改正するべき
だ」

改正すべきは、「これまで殆ど核議論を煮詰めて来なかった県知事本人の平和ボケ」である。

>知事の発言が載ったのは月刊誌「WiLL」

さもありなん。

>佐竹知事は「感情論だけでは日本を守れない。はじめから議論にフタをしてしまうのは言語道断だ」と主張。

感情論だけで日本を守ろうとしているのも、今まで自学自習もせず議論にフタをしているのも、当人自身である。

>核兵器保有のメリットとデメリットを政治家が議論し、国民に説明しなければならないと述べた。

既にその議論は終わっているので、後は国民が自ら”その内容を知る努力”をしなければならない。一自治体の長たるもの、国に説明を求める前に率先して勉強して県民に範を示すべきだろう。

>県委員会は2日付で知事の発言撤回を求める書面を提出した。

求めるべきは、「自身の論理的思考力・メディアリテラシー・問題解決力を向上させること」である。言葉狩り/表現狩り(発言を撤回させ臭い物に蓋)をしたところで何の問題解決にもならない。


以下、弊サイトより抜粋。
核武装論は、理論武装できない人間不信な外交素人による劣等感解消用の精神安定剤。見境の無い臆病者ほど過剰防衛を正当化する。「隣国が保有してるから我も」「被爆国だからこそ保有権が」 は「隣人が糞掴んでるから」「糞撒かれたから糞保有権が」と同じ感情論。
核武装論者もまた、低水準教育の犠牲者。義務教育で哲学・心理学を教えないから、想像力・自制心・倫理観・論理的思考力・メディアリテラシー・問題解決力が低くなる。

トンデモ右翼思想によくある論調と特徴 http://kanjo.g1.xrea.com/mindo.htm#4

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