おかえりなさい、私。

以前に京都では常に自分はお客さんだという旨の文書を書きました。
それから暫くして、私の祖母がどうやら元々京都に住んでいた人だということが判明しました。
それは只々私の父が私の知らない祖母の出自を教えてくれたというだけの出来事なのですが、わざわざ京都でのなんとも言えない疎外感を文章の形にまでしていた私には静かに、しかしそれでいて心に衝撃を与えるようなものでした。
悪の怪人と戦い続けていたヒーローが、実は自身にその怪人一族の血が流れていたことを知ったような(別に京都が悪の一味だと言いたいわけではないですが…)、私にとってはそんな出来事でした。
今までアウェイだと思い続けていた場所にまさか自分のルーツがあろうとは。
それからまだ京都には行っていませんが、その機会が訪れた際には一度あの場所へ帰ってみようと思います。


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