【エッセイ】絵を描く上で大事にしてる心得

お絵描きノートというものを作っています。

そこには毎日、その日のお絵描きを終えた後に描いた絵を見ながら、その時抱いた違和感をひたすら書き出していきます。
例えば、服の色はピンクだと背景の花と同化してしまうから明度を下げるとか、花の色のバランスが悪い、まとまりがない、もっと色相環ずらす、とかですね。
他人から言われたらキレるような辛辣なダメ出しをひたすら書きます。

これをやってから少しずつ上達してきたような気もしています。
が、今日はその部分ではなく、
このお絵描きノートの一番最初のページ。
そこに書いてある絵を描く上で大事にしている心得のようなものを書いているのでそれを共有できたらな、と思いました。

この心得は、絵を描くのが辛くなった時や何が描きたいかわからなくなった時などに見返す精神論です。
今までたくさん描いていた中で忘れてほしくないことや、戒めだったり、反省した時の事などをその都度書き足しています。
会社とかなら社訓にしたいものです。
私がうつ病である前提で書いていますが、そうではない方にも当てはまる部分あるといいなぁと思います。

以下、原文ままで箇条書きしてみます。


  • 「あきた」と「わかんねえ」は疲れてる。休め。

  • 寝不足が一番キツい。

  • 好きなものは主張し続けろ。気付いたら専門家にされてる。

  • 自分の性癖に正直でいろ。変態性を捨てるな。

  • 描く意味を失ったら何もするな。重症だ。疲れ切ってる。

  • どうでもいい人と関わるな。絵を描く時間が奪われる。

  • 求められる事を当たり前と思うな。ありがたいことだ。

  • "努力"よりも"楽しい"が一番人を成長させる。努力はするな。楽しめ。

  • 5日に1回は休め。お前は自分が思ってるほど強くない。

  • 疲れてる自覚を持て。無理は一番やっちゃいけない。

  • 人と比べるな。追うのは自分の背中だ。

  • 依頼だけを描くな。推しを描け。モチベは推ししか上がらん。

  • 自分の絵が嫌な時はスランプではない。ただの認知の歪みだから休め。

  • 健常者と同じ事ができると思うな。お前は病気だ。

  • 集中できないと思ったら休め。それは疲れのサインだ。もう描くな。

  • 無理して疲れたまま描くと1ヶ月何も描けなくなることを忘れるな。

  • 知らない事やわからない事は素直に正直に誰かに聞け。恥ずかしいことではない。

  • やる気出ない集中できない時のにやらねばならない時はいっそネトフリ見ながら適当にやれ。


こうして見返すと、休めよ!!という気持ちが溢れてますね。
それだけ私は疲れてる自覚がないということです。
この心得を見返しては、今の私は完全に疲れてるのに無理をしていた!と気付けるので、これを書いた過去の自分ありがとう。

人と比べるな、昨日の自分と比べろとよく聞きますが、それはなんか違うなと思ってます。
昨日の自分ってあやふやですし、同じもの描いてると比べようがないです。
なので昨日の自分よりも、過去に描いた絵の中でこの頃の情熱に負けている…と思うものであったり、たまたま描けた奇跡の一枚を超えられるように、という意味を込めて自分の背中を追えと思ってます。
奇跡の一枚がいつかとても下手な一枚として思えるようになりたいです。

私は、とにかく描きたいという気持ちを無くさない事が一番大事だと思います。
そのために疲れたら休め!!

社畜の方にもうつ病の方にも言いたい。
疲れたら休め!


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