【ガルクラ】ガールズバンドクライ 13話 一期最終話感想

前回書いた予想

「俺達の戦いはこれからだ」エンドになるという予想どおりに終わった

とりあえず振り返る

仁奈がいじめられた理由

いじめられてる子を助けようとして
いじめの標的が変わるやつ

よくあるパターン

いじめというのはやってる相手が悪いと思ってやってるかと言えば違う
いじめられる側が悪いと思ってやってる
いじめる側の主観では自分が悪いと思っていない
言ってしまえば正しいと思ってやってる
クソな理屈なんだけどいじめる側も自分が悪いと思ってしまうと心が痛くなる
だからこそ悪いと思わないよう相手が悪いということに変換する能力が高い

正義感を振りかざす相手はいじめる側はとしても耳が痛い
だから否定する
仁奈をいじめの標的にして、「仁奈が悪い」というところに追い込む
もともといじめられていた子を使って悪いのはお前の方だと吹き込む
ほんとクソでクズい

いじめに関しては対応も含めて語りたくなるが脱線なんでこのくらいでやめとこう

ヒナからの連絡

ツンデレ
8話でダイダスに宣戦布告していたときにニヤけていた
Cycle Of Sorrowの歌詞解説で説明した思い

今回のことも含めてヒナは仁奈のファン確定
そのままでいてほしい
いつかガールズバンドの越えるべき壁を越えてほしいと思ってる
純度が上がるように煽り立てる
エールとしての憎まれ口
言えば言うほど仁奈は奮い立つ

ツンデレ

桃香さんの家での今後の作戦会議

仁奈の演説
みんなわかってる

よいものを作っても聞いてくれなきゃ評価されない

いいものなら売れるなどというナイーヴな考え方は捨てろ

ラーメンハゲこと芹沢サンの言葉


今の仁奈の痛み哀しみは
桃香さんが経験した痛み哀しみ

分かっているけどナイーヴなまま痛みを背負ったまま突き進む決意

退路断っていく退所届

前回所属したのに1話で退所
はやすぎる
事務所の方針に反発したけじめだけど青臭い
そんな青臭さが嫌いじゃない中田?田中?
いつか帰ってこいよというエール

決意の吉野家

この5人でやっていく
絶対にやめない

桃香さんがダイダスに誓った約束と同じ
でもダイダスとは違う
皆が同じ方向を見てる

対バン 運命の華

吹っ切れたトゲトゲ

運命の華
桃香さんが仁奈と出会ったことで地獄の底までつきあうぞというラブレター
公開当日の朝6時までに聴いた選ばれし103人はこの曲聴いたんだよな
ロックな歌詞、独り孤独にロックな道を突き進む桃香さんのファンたち
そんなファンが待望したメジャーデビュー1発目
どんな歌詞なんだ?
コタエ 桃香さんからの仁奈へのラブソングでした

運命の華は桃香さんの弱音がでている
今までの歌にはない桃香さんの弱さ悩みと苦しみ
そんな本音を打ち明けて
仁奈たちとの出会いで救われて
無謀と言われてもいい道を突き進む歌
ずっと桃香さんを追っていたファンとしては「なんか違うくね?」と思っても仕方ないメッセージ
メジャーになって日和ったんじゃね?と思われても仕方ないように思う

まあその後いきなり事務所退社することになるわけだから
「やっぱり桃香さんロックだぜ!」となりそうなフラグ

すっごく盛り上がったのになんか期待と違う気がする
この展開はまさに11話までと
12話13話の視聴者の心境に合わせてきてると思う

俺達の戦いはこれからだ!

ライブを終えて嬉しそうなヒナ
ダイダスも嬉しそう
だけどダイダスにムカつくヒナ

ヒナは仁奈をトゲトゲの未来を見ている
いつか売れるという期待を込めて見ている

ダイダスは桃香をダイダスの過去を見ている
売れるとは思ってない思い出に浸ってる

「思い出にすんな!」とヒナの心の中の仁奈がムカつかせるわけだな

ヒナはダイダスにロックの心を残す最後の希望
桃香さんがいなくなって単なるアイドルバンドになる道をすすんだ
そこに現れたロックの心のヒナ ひよこ
桃香さんの魂を曲に込めているのがヒナだろう

まっすぐ突き進む心はロックな仁奈と
器用に道を選びながらも心はロックなヒナ
桃香さんを救ったのが仁奈で
桃香さんのダイダスを救ったのがヒナ
二期の最終話ではダイダスと対バンして今度こそは対等に渡り合いライバルとして並ぶ2人を見たいものだ

ヒナは桃香さんのファンでもあるはずだから二期でカラミがあるといいな

さいごに

おそらく物足りないとかあっさりとかそういった感想を持つ人もいると思う
11話のフェスで終わったほうが熱量を保ったまま終われたはず
おそらく口にしなくてもそう思ってる人はいると思う

ガルクラはエンタメとしてずっとうまくやっていた
アニメの売り方ファンの集め方がよく分かっていると思う
キャラの背景を匂わせながらはっきりとした答えを見せない
多くの人に共感させるためにあえてはっきりさせない手法
視聴者一人ひとりがそれぞれ解釈させながらも自分の解釈が正しいと思わせるテクニック
万人に伝わるメッセージ性
トゲトゲの精神を持ちながらダイダスのマーケティングをしているような完成度
よくわかっている
わかっているのに挫折回を入れた

正直、挫折回を入れると視聴者は離れる
アニメを見てモヤっとしたくない気持ちいい思いだけしたい人は多いと思う
そういった人にとって挫折回は冷水を浴びせられたようなもの
そんなものは見たくないという人はいる

それでもやった
その決断に感謝したい
見たい展開だった
苦しんでこそ悩んでこそ人間だと思う
だからこの方針は好み

でもエンタメとして正解かはわからない

これは二期を見据えての構成だと思う
一期だけで終わるつもりなら11話のフェスで終わるのが正解
でもそうすると12話13話が二期の開始になる
これだとツカミが弱い
ファンの期待に応えれない

一期で仁奈無双で終わったのに二期が挫折から始まるとファンが失望する
ちょうどゾンビランドサガの二期みたいな印象になってしまうと思う
悪くない作品であっても期待が高いほど求められる要求水準は上がる
いちどファンに冷水浴びせることで冷静にさせる
テッペンからではなく下から這い上がるトゲトゲを待ち望むようにリセットする
計算され尽くした二期への準備
そのための構成だと思う

オリジナルアニメの二期は難しい
一期で全力でやり切るとラストの感動と余韻を二期の1話から期待する
高まりまくる期待
1話はどうしてもツカミとなるため高まりすぎた期待に応えるのは難しい
結果、内容は悪くなくても盛り上がりにかけてしまう

12話、13話は二期の布石
二期もしっかり盛り上げるという宣戦布告
小指を立てていくスタンス
ちゃんと二期やって苦労しながら売れる道を模索し上り詰める
トゲトゲと一緒に成功するというアニメ制作の思いだろう
仁奈という純粋な想いを魅せるためのアニメ制作
裏方はものすごくシビアな目線で作品を作ってる
売れなければ意味がないを体現している
空の箱に書いたコタエをみせてほしい

というわけで作品トータルとしての感想は二期の後でいいでしょう

とりあえず一旦お疲れさまでした
二期期待というかぶっちゃけ確定でしょう

トゲトゲの道はやっとスタートライン
どこに行き着くのか今後のトゲトゲの構想はエンディングに込められているはず
二期を待ってます


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