俺なりの音楽理論「耳コピを早くするための理解:ダイアトニックコード 1」

はじめに

このノートは俺が今まで10年間独学で学び、なんとなくで培ってきた音楽理論を文章にしたものです。正確には間違っている、楽典とは異なることを書いているかもしれませんが、俺はそんなもの読んでないのでしょうがないと思います。それでもいいと言ってくれる方と、自分自身のために書きます。

俺はギターやベースを弾くので、そこからの観点で話そうと思います。いずれは軽音サークルの後輩に読んでもらって少しでも理解が進めば嬉しいなと、そんな文章を目指しています。

今回話すこと

・メロディーやベースラインは少しコピーできるようになったけど、コードとかどうやんの?一気に鳴らされてもわからねえよ!

・そんな時もキーだ!そしてダイアトニックスケールからダイアトニックコードを頼りに探すんだ!そのための準備だ!

単語帳

度数:2音の音程を表す単位。

ルート:コードの土台となる音。

コード:一般には3和音以上の和音。2和音でも言うこともある。

和音:高さが異なる複数の音が同時に鳴った時の音。

コードとは!

上にも書きましたけど、3つ以上の高さの違う音で構成された一緒になっている音の塊です。バンドスコアの上の方に書いてある「C」とか「Am7」とか「F♯add9」とか…アルファベットや数字で構成されているものです。

コードを説明する際に必要になる概念として「度数」というものがあります。こればっかりはうろ覚えじゃかけないので、本を見ながら真面目に書きます。

度数:音の距離

一気に難しくなった気がしますね。でも大事なので書きます。これ知ることでコードを形だけで覚えずに済むし、適当に抑えたコードを分析することもできます。大事。

度数というのは、音程の単位です。1度、2度、…といった数え方をします。基準となる音(ここでは「ド」とします)に対して、ある音はどれくらい離れているか?というのをこの度数で表します。

ドに対して、同じ高さのドは1度。

ドに対して、次の音であるレは2度。

ドに対して、高い方のシは7度。

ドに対して、オクターブ上のドは8度。

というような対応関係が出来ています。大体8度までで事足りますが、場合によっては9、11、13度なども用いられます。高い方に行く時「○度上」、低い方に行く時「○度下」と言います。例えば、ミを基準にしたら隣にあるファは2度上となります。

「じゃあドに対するミ♭は?ミと同じ3度上でいいの?」

という声があります(俺が言いました)。同じではありませんが、3度上です。これを区別するために、5種類の用語がプラスされます。

完全・長・短・増・減

陰陽師っぽいですね。この5つの用語を、それぞれの度数の前につけて各音を区別します。

完全音程(Perfect):1・4・5・8度上に用いられます。なぜ完全と呼ぶのかは知りません。今調べたところ、「基準音の周波数を整数倍することで得られる、音がうねらない音程であるため」だそうです。よくわかりませんね。ドと同じ高さのドを完全1度、ドと高い方にあるソを完全5度…などと読んだりします。

長音程(Major)、短音程(minor):2、3、6、7度上に用いられます。基準音から音程が半音広い方を長、半音狭い方を短と言います。先ほどの例で言うと、ドに対するミは長3度、ミ♭は短3度となります。コードの上では一番目にすると思います。

増音程(augment)、減音程(diminish):完全、または長音程から半音広い間隔にあるものを増音程と呼び、完全、または短音程から半音狭い感覚にあるものを減音程と呼びます。つまりは全度数に使うことができますが、実際に使われることが多いのは、増4度・増5度・減5度の3つだそうです。まあ増1度=短2度だし、増減より完全長短のほうが使われるらしいから、そういうことにしといて。

長くなりそうなので今回はここまで。例を示せるともっとわかりやすいんだろうな…ガンバロ……


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