俺なりの音楽理論「耳コピを早くするための理解:キーとダイアトニックスケール」

はじめに

このノートは俺が今まで10年間独学で学び、なんとなくで培ってきた音楽理論を文章にしたものです。ひとまずはメモがわりに置いておきますが、その内ある程度人に見せても大丈夫なレベルには纏めます。
そして、感覚で書いていくことも多いのでわかりにくいかと思います。意見、批評などのコメントお待ちしております。

今回話すこと

・この曲耳コピしたい!だけど使われてる音がわからない!
・そんな時はキーだ!キーを知るんだ!

単語帳
スケール:音階。
ダイアトニックスケール:七音音階、全音階。7つの音で構成された音階。
音階:音を高さ順に並べたもの。

一曲でよく使われる音、それがダイアトニックスケール

一般に1つの曲にはメインとなるキー(調)が1つ設定されています。(勿論転調したり他のキーと行ったり来たりする曲もありますが、それはそれで。今回は1つのキーの曲の話をします。)

キーは全24種類。A〜G♯までの12音を主音(トニックとか言います)とし、それのメジャー(長調)とマイナー(短調)があるので2倍の24種類ですね。
(例 Cメジャー、F♯マイナー などと言ったりします。コードの時にも触れますが、省略形で書く時は
Cメジャー →C
F♯マイナー → F♯m
などと、メジャーは表記を省略、マイナーは小文字のmを書いたりします。)

曲にキーが設定されると、その曲で使いやすい7つの音が生まれます。これをダイアトニックスケールと呼びます。同時に、この7音によるダイアトニックスケールがそのキーを作ると言ってもいいです。

つまり、A〜G♯までの12音のうち、一曲中でよく使われるのは7つだけなのです!!勿論例外はめっちゃありますが、12音全部使うような曲はそうそうないだろうし、スケールから外れた音を使うのも一瞬ってパターンが多いかと思います。

従って、コピーする曲のキーを知ることで、そのキーのダイアトニックスケールを知ることができ、耳コピの難易度が7/12位に減る!便利ですね!

ダイアトニックスケールを知ろう

しかし!曲のキーがわからないとお話にならないですね。それを知るために、ダイアトニックスケールについて掘り下げます。

ダイアトニックスケールの並び方は、主音に対して2種類あり、それぞれ長調と短調を指します。説明するために、全音と半音について少し説明します。
全音と半音というのは、隣り合った音の距離のようなものです。ドとレの間は全音で、ドとど♯の間は半音、みたいな。

鍵盤上で見るとわかりやすいです。
白の鍵盤(白鍵)同士の間に黒い鍵盤(黒鍵)があるとき、その白鍵同士は全音です。黒鍵を挟まないとき、半音です。
ギターでいうと、1フレットと2フレット間は半音、1フレットと3フレット間は全音です。(1フレットと4フレット間を1音半と言ったりもします。)話をダイアトニックスケールに戻します。

ダイアトニックスケールは7音で構成されており、全24種類の音階があると言いました。しかし実際にはスケールのはじめの音になる主音が12種類あり、長調短調の違いで2倍になっているだけなので、2つだけ覚えればいいです。
CメジャーとAマイナーです。

Cメジャーのダイアトニックスケールから。
C、つまりドから始まる音階になりますが、いわゆるドレミファソラシのこととなります。それぞれの音の間が、
ド 全音 レ 全音 ミ 半音 ファ 全音 ソ 全音 ラ 全音 シ 半音 ド
となっております。間だけをとると、
全全半全全全半
となります。メジャーキーのダイアトニックスケールは、主音が違うだけで全てこの並びとなっております。

Aマイナーのダイアトニックスケールは、
A、つまりラから始まり、ラシドレミファソという音階になります。音の間は、
ラ 全音 シ 半音 ド 全音 レ 全音 ミ 半音 ファ 全音 ソ 全音
となっております。間だけをとると、
全半全全半全全
となります。メジャーと同様、マイナーキーのダイアトニックスケールも、主音が違うだけで同じ音の並びとなります。

先程ギターでの例を出しました。上の全音半音の規則に従ってフレットを進むことで、メジャーキー、マイナーキーのダイアトニックスケールを構成することができます。図があるとわかりやすいですね。あとで用意します。

この曲のキーは何?

曲にはキーがあります。キーは24種類。12の主音と、長調か短調か。キーを知ることでダイアトニックスケールがわかり、その曲で主に使われている音がわかります。じゃあこの曲のキーは何?
それを知るために、サビのメロディを耳コピしましょう!できる範囲で構わないです。そんで、そのメロディ内で使われてる音を書き出します。
先程のダイアトニックスケールの音の並びに従うことで、キーをある程度絞ることができます。例を後であげます。要追記
例外もありますが、サビの最後の音がそのキーの主音というパターンも多いので、それをアテにするのもいいですね。
あと長調か短調かですが、これは簡単です。
明るいと長調で、そうでもないと短調です。クソみたいな理論ですね〜。しかしクソなのは俺ですが、大体これで大丈夫です。

このように、キーを知ることができたらダイアトニックスケールがわかり、耳コピするにしてもどの辺りを弾けばいいかの検討がつきます!
その為にも、いろんな主音から始めるダイアトニックスケールの運指練習とかすると耳コピにも役に立つと思います。
長くなったので、あとで修正、分割したいと思います。

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