俺なりの音楽理論「耳コピを早くするための理解:ダイアトニックコード 2」

はじめに

このノートは俺が今まで10年間独学で学び、なんとなくで培ってきた音楽理論を文章にしたものです。文章は下手なので、これを機に上手くなりたいです。

今回話すこと

・度数とかいきなり言われてもわかんねえよ!コード教えろ!

・度数分かんねえとコードも形だけで覚えて終わるぞ!頑張ろう!

単語帳

度数:2音の音程を表す単位。

ルート:コードの土台となる音。

コード:一般には3和音以上の和音。2和音でも言うこともある。

和音:高さが異なる複数の音が同時に鳴った時の音。

コードとは!改めて。

コードは、主に基準音(以下ルートと呼びます)と3度・5度によって構成されます。とりあえず思いつく限りのコードを書き出します。説明のために、ルートをC(=ド)に固定します。また各コードに俺の感想を書きます。

よく呼ぶ呼び方:よく書く書き方で書きます。

また、ルート=R、完全=P、長=M、短=m、増=aug、減=dim、○度=○th(3度は3rd)と書きます。

・Cメジャー:C 構成音:R+M3rd+P5th = ドミソ いわゆる明るい、パワーのあるコード。美しい。

・Cマイナー:Cm 構成音:R+m3rd+P5th = ドミ♭ソ 暗いコードだったり、ワイルド感のある力強いコード。悲しかったりカッコよかったり、使い方次第。

上の二つを、3和音で構成されたトライアドと言ったりします。

・Cオーギュメント:Caug 構成音:R+M3rd+aug5th = ドミソ♯ 単体で使うよりはコード進行を円滑にするときに使われることが多い気がする。不気味。CメジャーとCシックスの間に住む。

・Cシックス:C6 構成音:R+M3rd+P5th+M6th = C+6th = ドミソラ 普通のメジャーコードに比べると何か腑に落ちない。こいつ実はマイナーなんじゃね?とも思わせる、黒幕感あるコード。

・Cマイナーシックス:Cm6 構成音:R+m3rd+P5th+M6th = Cm+6th = ドミ♭ソラ 普通のマイナーに比べると力強さより不気味さが目立つ。こいつ何考えてるんだ?って感じ。2重スパイのようですね?

・Cメジャーセブンス:CM7(あるいはC△7とも) 構成音:R+M3rd+P5th+M7th = C+M7th = ドミソシ 大好きなコードのひとつ。透明感、寂しさを抱えたエモいコード。明るい曲中で多用すると「ちょっと切ないけど笑ってごまかす少女」になり、静かな曲で出てくると「雨が降る空を窓から見る妙齢の女性」ともなりうる素晴らしいコードです。

・Cマイナーメジャーセブンス:Cm△7 構成音:R+m3rd+P5th+M7th = Cm+M7th =ドミ♭ソシ 使ったことない。サスペンスドラマの証拠つかみそうな時に出てきそう。

・Cセブンス:C7 構成音:R+M3rd+P5th+m7th = C+m7th = ドミソシ♭ 明るいけど、これからいっちょやったるで!といった雰囲気をかもし出すコード。ブルースで多用されると思う。あとサビ前。

・Cマイナーセブンス:Cm7 構成音:R+m3rd+P5th+m7th = Cm+m7th =ドミ♭ソシ♭ 普通のマイナーコードに比べると悲しさが薄れ、渋い男のカッコよさ、あるいは夜の女の強かさが表現できる。でもこればっか使うんじゃなくて、たまには普通のマイナーコードでドカンと悲しさ、弱さをさらけ出したほうがいい曲になると思う。

・Cオーギュメントセブンスコード:Caug7 構成音:R+M3rd+aug5th+m7th = Caug+m7th = ドミソ♯シ♭ これもあまり使わないなあ…ただでさえ不気味なオーギュメントが更に進化したような響き。今後使えるようにしたい。

・Cサスフォー:Csus4 構成音:R+P4th+P5th = ドファソ メジャーコードのバーター。たまにマイナーとも共演する。これ弾いてるとメジャーに行きたくなる、そんな引き立てコード。マイナーコードすらもサスフォーを経由するとメジャーに行きたくなる、そんな不思議な力を持ったコード。

・Cセブンスサスフォー:C7sus4 構成音:R+P4th+P5th+m7th = Csus4+m7th = ドファソシ♭ 普通のサスフォーに比べると自己主張できるようになった、売れ始めのサスフォー。セブンスが入るとルートの主張が少しだけ弱まるから、そのおかげでのびのびとやれているのかもしれない。

・Cアドナインス:Cadd9 構成音:R+M3rd+P5th+M9th =C+M9th = ドミソレ↑ 今まで1オクターブの中でやってた世界から一歩出て、視界が開けたような、そんなコード。明るいけどうるさくない、煌びやかさもある。自制心と芯を持ったコード。好きなコードの1つ。

・Cマイナーアドナインス:Cmadd9 構成音:R+m3rd+P5th+M9th =Cm+M9th = ドミ♭ソレ↑ 弾けばわかるけど、m3rdとM9thがぶつかりがち。アルペジオで弾くことで悲しさ倍増、ディストーションかけて思いっきり弾くことで辛さ倍増。エモい!好き。

・Cディミニッシュ(またはCディミニッシュセブンス):Cdim7 構成音:R+m3rd+dim5th+m7th = ドミ♭ソ♭シ♭ 悲しければいいってもんじゃない!なんだこれは!これもオーギュメント同様、コード進行のあいだでたまに出てくることで曲に彩りを持たせる力を持っていると思う。難しいコード…

・Cナインス:C9 構成音:R+M3rd+P5th+m7th+M9th = C7+M9th = ドミソシ♭レ↑ 沢山足すとよくわかんなくなっちゃうね…そんなときはP5thを抜いて弾いてもまあまあ響きは同じ(そのうち追記します)なので、どんどん省略していこう。アドナインスの持つ一歩離れたキラキラ感は、わりと近いm7thによって濁されましたとさ。まだ使いどころがつかめない。

・Cマイナーナインス:Cm9 構成音:R+m3rd+P5th+m7th+M9th = Cm7+M9th = ドミ♭ソシ♭レ↑ ベストオブシャレオツコード!俺は多用しがちだし、10個くらいロックバンドいたら一回は絶対出てくるであろう(偏見)カッコ良いコード。またの名をナルシストコード。響きはカッコイイけど、どことなく「憂いを帯びた俺…」とか言ってそうなコード。でも嫌いになれない。好き

・Cのパワーコード:C5 構成音:R+P5th 漢、またはバカのコード。楽しい悲しいを決める3rdがいないために(これも後述します)、どんな曲の雰囲気にもまず間違わない。「俺はパワーコード弾いてるから、歌メロとかベースラインで感情表しといて!」とも言える。抑えるのが簡単なので、早いコード進行などでは大変有利。コードを耳コピするときはまずパワーコードから入って、そこから3rdなり7thなりを付加するといいと思う。

以上。

コードはもっと色々あるけど、俺がよく使うのはこの辺です。大体このへんのコードを覚えておけばいいと思う。最悪メジャーとマイナーわかれば曲は弾けるし。

次回はキーにあったコード選び、通称コーディネイトを書く予定です。

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