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【ウマ娘】王は神速を統べる【阪神大賞典予想】

 「敗北を知りたい」という格言は、私が「ウマ娘プリティーダービー」なる遊技内で、テイエムオペラオー(以下"王")の育成に勤しむ中、つい、溢れてしまった絶望が起源となっている。王が神速を手に入れ、ファシズムに蹂躪される覚悟のあるトレーナー(笑)だけが、この禁断の書に目を通すとよい。

 私がウマ娘を始めたのは、一月程前だ。女性が走って、速さを競うゲームだと思った矢先、女性が、アイドルの様に歌を歌う場面もあった。全く意味が解らないが、その意味の解らないところが良かったのか、ちょくちょくハマり、今も楽しんでいる。

 "王"との出会いは、忘れたが、王は私を二度指した。これは人とウマ娘のシンクロニシティである。

こちらが、只今の王である。トレーナー(笑)にはお金がない。

因みに、メモがてらに喋りながら、録画をした動画を、さらにスクリーンショットした画像なので、何か思う節があるだろが、気にする事ではない。

そして、その神の素を神へと成長させる、サポートカードとBLOODがこちら。

何か、文句を言われたので、改めて、BLOODがこちら。

 最も、重要なポイントは、母をサイレンススズカ、母をスペシャルウィークにするという点である。理由は後述。他に関しては、賢さ、スピード、スタミナを上げていければ何でもいい。

 といったところで、本編「ウマ娘紙芝居」の始まりです。

メイクデビュー前、最初に取ったのは、サイレンススズカの固有スキルです。
皆様は、こんな思いにやきもきしたことがあるでしょう。

「"王"のスキルが発動して、直線で抜け出したのに、芦毛の差しウマ娘に、かわされてしまった!」

「(同上)なんか英語のスキル使われて、逃げ切られてしまった!」

そんなことが、私にも度々、起こりました。辛い体験でした。
「どしたん?話きこうか?」

そう、声を掛けてくださったのは、私の母上であるサイレンススズカでした。しばらく、手を握ってくださった後、徐ろにとりだしたのは、母の生涯を創ったスキルでした。

まだ、デビューもしていない私がこのようなスキルを使いこなせるのだろか、受け取る資格がなんてあるだろうか。いや、そんなことは、サラブレッドの言い訳なのかもしれない。本当は怖いんだ。サラブレッドであることに甘えているばかりか、身体の隅々から、芯から、血液まで、恐怖を感じているんだ。

母は、私の葛藤を知ってか知らぬか、ただ、黙って微笑み。それは、確かに、鮮やかに、輝いている栗毛を、ほんの少しだけ、私の前に差し出しました。

私は、その光を受け取ると同時に涙が溢れ落ち、すぐに、振り返って走り出し、とめどなく流れる様に感じる涙を、堪え、堪えきれず、ただただ、走り続けました。

日が暮れる頃、厩舎へ戻った私は、また、少し泣きました。

 デビュー当日。

 曇りの詐欺良バ場にも後押しされ、私は少し、穏やかな気持ちでレースを迎えることができました。

不安、葛藤、母の思い、血統。様々な色の感情は、全てをゲートの外に残して。
ほんの少しだけ先の、スタートの事だけを考えて集中しました。

無機質に聞こえるファンファーレの音。

ゲートが閉じる。開くまでの、この一瞬のために。

練習の85%のスタートが切れた。頭は、真っ白だけど、身体が覚えている。先行。ポジション取り。

いい位置に付けたけど、焦りは禁物。

逃げは、ネイティブアメリカンのウマ娘ね。ポリコレに配慮した素晴らしいゲームだわ。

7番の身体能力は高そうだけど、大丈夫。焦らない。
このままなら、4コーナーで先頭に立てる。私なら。
そして、母上、ママにもらった光で絶対に、突き抜ける!

私なら。

これが私の光!
ヴィットーリアに捧ぐ舞踏!
そして!!!

やった、やったよ!4コーナーから抜け出して、そのまま突き抜けられた!

 ネイティブアメリカンのウマ娘も頑張ってたみたいだけど、最後は歩いてたわ。サークルの外で、聞いてたバ場と違うなんてボヤくのはやめた方がいいわよ。

 まあ、ポリコレに配慮している点は評価してるけどね。次のプリキュアは中国系アメリカ人のXジェンダーとネイティブアメリカンの女性で、動物性タンパク質を摂取する怪人を倒す話にすべきよ!

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