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風が吹けば桶屋が儲かる

好きなことわざや言葉ってありませんか?

好きなことわざ

なぜか昔から「風が吹けば桶屋が儲かる」っていうことわざが好きなんですよね。なぜかは分かりませんので聞かないでください。

意味としては「いっけん関係無いようにみえる事柄でも影響を与えている」っていうのを表した比喩的なことわざです。

どうやら出典は江戸時代の浮世草子が最初とされています。
なぜ風が吹けば桶屋が儲かるのか。

1.風が吹けば土ぼこりが舞う
2.そのせいで目をやられる人が増える
3.なので盲人のできる仕事、三味線弾きが増える
4.三味線を作るのに猫の皮を使うので猫が減る
5.猫が減るとネズミが増える
6.ネズミが増えると箱や桶をかじる
7.なので新しい桶がよく売れて桶屋が儲かる

つまり「風が吹けば桶屋が儲かる」のである。

というなんとも強引な連想ゲーム的な話である。

なんともバカバカしい

これを聞いて、バカバカしいって思うのが普通だと思います。

因果関係はまったくないところに、無理やりこじつけて説明しているようにしか見えません。
こんなのがまかり通るのであればどんなことでも言えそうです。

でも、このバカバカしさがまた良いような気がします。
つまり、自分の考え方したいで、いくらでもこじつけようと思えばこじつけられるってことです。

結果をマイナスの方に考えるとすべては陰謀だっていう陰謀論者にもなれますし、結果をプラスに考えると意味のないことでも少しはやる気になれたりします。

僕のした単純作業が この世界を回り回って
まだ出会ったこともない人の 笑い声を作ってゆく
そんな些細な生き甲斐が 日常に彩りを加える

Mr.Children - 彩り

まぁある程度は結果がハッピーなことなら自分の都合いいように考えてもいいんじゃないかなぁと思います。
バカバカしいとは分かっていても、そうやって気持ちを納得させないとやりきれないこともあるような気もします。

世界の「カゼオケ」

風が吹けば桶屋が儲かるは長いので、以下カゼオケとします。

実はこの「カゼオケ」みたいな言葉は、日本だけでなく世界にもあるらしい。

"For Want of a Nail"「釘がないから王国が滅びた」

For the want of a nail the shoe was lost;
(釘がないために靴は失われた)
For the want of a shoe the horse was lost;
(靴のために馬は失われた)
For the want of a horse the battle was lost;
(馬のために戦いは失われた)
For the failure of battle the kingdom was lost;
(戦いの失敗のために王国は失われた)
And all for the want of a horseshoe nail."
(すべては蹄鉄の釘がなかったからだ)

釘が無いために王国が滅びたっていう飛躍は通じるものがありそうです。

”butterfly effect” バタフライ効果

意味は「非常に小さな出来事が、最終的に予想もしていなかったような大きな出来事につながる」というほぼ同じような内容である。

1972年に気象学者エドワード・ローレンツ氏が行った講演『ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか』から由来しているらしい。

これを題材にした映画が昔あって、当時めちゃくちゃハマった記憶があります。もう20年前の映画なので今見ると、もしかしたら物足りないかもしれないですが、ストーリーはかなり最後まで読めなくて面白かった。
今はどのストリーミングでもやってないっぽいので見れません。
残念。

ということで

きっと世界中の人も、何かしら無理やり理屈をこねて無理やりでも説明をして納得したいってことがあったんじゃないかなぁと思います。

人生、たまには「カゼオケ」も必要なのかもしれません。

ではでは。

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