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月様美の紫式部 有明の月vol.10

#光る君へ
も10回、欠かすことなく鑑賞中。
いよいよ、来たか!ラブの方でなく…
#花山天皇の出家

待ってましたー!
若かりし頃、古文講師をしていたウタコ。
定期試験前の駆け込み寺となること多々。
特に今回のシーンにある
#大鏡
花山天皇の出家は
教科書にあり、テストに必ず出題されます。
だが、高校生にはどうにもイメージがわかず敬語も複雑で、古文嫌いを増やすようなとこもあったといえましょう。

やはり、動くビジュアル強し!
臨場感がありました。
天皇が忯子の手紙を取りに戻ろうとする場面や騙されて花山寺にて御髪を下ろした尊き姿をドラマで観る日がくるなんて。
今ならこれを見よ!と言える(笑)
そして、#玉置玲央さん
の道兼が最高すぎる!
さすが、大石先生の目!

さやけく影をまばゆくおぼしめつるほどに、月のおもてにむら雲のかかりて、少しくらがりゆきければ、(花山)「我が出家は成就するなり」とおぼされて歩み出でさせ給ふほどに、弘徽殿の女御の御文の、日ごろ破り残して、御目もえはなたたずご覧じけるをおぼし出でて、(花山)「しばし」とて、取りに入らせおはしまししかし。粟田殿の
「いかにかくおぼしめしならせおはしましぬるぞ。ただ今過ぎさせ給はば、おのづから障りも出でまうで来なむ」と、そら泣きし給ひけるは。

大鏡

久々の道綱も加わり兼家一族が命懸けで、まさに天皇を巧妙にだまし、出家させちゃうスキャンダル!
一族にとって悪役道兼の果たした功績は大きいでしょう。が、しかーし!があるのがまた面白いところ。

で、その裏ではファンタジー🩷
道長とまひろの恋という、コントラスト🌟

我慢したけど、恋はダダ漏れー!の巻

思ふには 忍ぶることぞ 負けにける
色には出でじと 思ひしものを

古今集

さて、出家の舞台となった元慶寺は、その当時の地名にちなみ花山寺と呼ばれていたそうな。
贈り名にもこれが反映されているといえましょう。

おまけのコーナーも嬉しい。
#光る君へ
でございます。

歌もじっくりと味わいたい🩷

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