【プロローグ】Dハロコスプレ奮闘記
皆様こんにちは。蟹ご飯です。
普段はこれといってお伝えできるような創作活動は行っていない、皆様と何も変わらない人間でございます。そんな奴が、ひょんなことからディズニーハロウィンにコスプレをしに行く予定ができてしまいました。なんということでしょう。
これはDハロに行くまでの奮闘記、その序章でございます。
よろしければ、ハロウィンまでお付き合いください
時は遡りお正月。フォロワーさんと作業通話をしてるときだった。
なんでも2月に友人をつれて東京に遊びにくるらしい。そのついでにディズニーにも寄るのだそうだ。
「へぇ、いいですね。僕ディズニーに人生で一度も行ったことないんですよ。」
と僕はなんの気なしに言ってしまった。
「あ、じゃあ。一緒に行きません?」
ほぁ?
突然のことでびっくりしたが、別に嫌だったわけじゃない。むしろディズニーにはいつか行きたかったのでこの提案は渡りに船だった。ただ、ほぼ面識のないご友人と3人ってとこがなぁ……
僕は本当に人見知りが激しくて、初めての人や場所がすさまじく苦手だ。実際、僕とフォロワーとフォロワーの友人の3人でマインクラフトをやったが、アッス、ウッス、ハイ。くらいの反応しかしてなかった。人見知りにもほどがあるだろ。
気まずい思い出になることがほぼ決まってるのだからイイ感じで断ればいい。が、ここで友達がいないからこその弊害がでてくる。
断り方がわからないのだ
そもそも誘われた経験が圧倒的に少ないせいで「嫌です」以外の言葉が出てこない。角が立つどころの話ではない。尿酸結晶もかくやの角だ。気持ちというのは何でもストレートに伝えればいいってもんじゃないのよ。
さて、ここでお会いできた皆様にこういった事態に対応できる姑息なワザをお教えします。
「ディズニーといえば、ハロウィンもすごいですよね。僕、コスプレとかにも興味あるんですよ~」
こうです。ポイントは
若干だけ話をずらし
できるだけ先の予定の話をすること
先のことすぎてぼんやりとした希望は叶うことはありませんし、ここからコスプレの話題にもっていけば話をうやむやにすることもできます。すごいでしょう?
「コスプレ!いいですね〜ツイッターでツイステコスの方も見ましたよ。みんな完成度高いですよね~!」
いいぞ!話題がずれはじめた!
「ね!みんなキャラそのものってくらいクオリティ高いですよね!」
「私、リドルくんのウィッグ持ってるんでリドルコスできます。Dハロ、行きますか!」
戻ってきちゃった。
そう!このワザ、「確固たる意志がある人」にはめっぽう弱い!一時しのぎにも使えない。じゃあ駄目じゃないですか!
というか、フォロワーさんの圧がすごい。前はもう少し柔らかい印象だったのだが……あれ?前にもこんなこと………
あったわ。ありましたわ。
何を隠そう、この時に映画を薦めてくれたのが今、僕をディズニーに誘おうとしているフォロワーさんなのだ。
これはバレてますね。
僕が押しに弱いことが
弱いなんてもんじゃない。効果はバツグンだ!
ペリッパーに10万ボルトを撃つがごとくバツグンだ!(とんでもないダメージがはいる)
「あぁ……でも期間中にいっぱいリドルコスの人が居そうですよね……」
「そりゃあ、まあ。なんだかんだ人気ですもんね、ツイステ。」
「思 い 切 っ て モ ブ と か ど う で す か ? 」
ど、どういうことですか⁉何をどう思い切っちゃったのかな?
僕の混乱をヨソにフォロワーさんの猛攻は止まらない。
「リドルコスの人がいるなら、わざわざ私がやらなくてもいいじゃないですか。」
「それよりかリドルくんと同じ寮生になりたい。」
「カシラに『ハイ!寮長!』って言ってみたいんですよね〜!」
え………
なにそれ………
そう、僕は押しや圧よりも致命的な弱点がある。
それは面白いと思ってしまったことに対してどうしても抗えないこと。
だって、考えてもみてほしい。
「ローズハート寮長に叱られているモブ」を最前列で鑑賞出来る機会がこの先の人生の中でいったい何回あると思います?
「面白いですねぇ!やりましょうよ!」
気が付くと僕は二つ返事で了承していた。コスプレなんて全くやったことがないにも関わらず。
「僕ねぇ、シェーンハイト先輩に服装チェックしてもらいたいです!」
いっちょ前に願望すら口にしていた。5分前の自分に言ってやりたい。お前が難色を示しても、運命は気にもせずに転がしてくるのだぞ、と。
こうして僕はハロウィンに向けコスプレ道をひた走ることとなったのです。
それが茨の道となることも知らずに…
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