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どこまでがデザイナーの仕事なのか

私はUIデザイナーなので、私がUXの話をすると「製品開発の話なんだな」と解釈される。しかし、UXとは製品開発の話なのだろうか?

UXデザインとは、その名称から分かる通り、デザインの一分野である。一般にデザインというと、プロダクトやグラフィックの色や形を計画して形にすることをイメージする。だが、UXデザインでは、製品やサービスなどを企画・設計・開発・デザインすることを総称して、広い意味で「デザイン」と呼んでいる。UXデザインにおいて実際に作られるものは、Webサイトやスマートフォンのアプリやサービスなどが多い。
しかし、本来はデザインの対象物は限定しておらず、理想とするユーザー体験を検討し、それを実現するのに必要となるものをデザイン対象物として制作する。

UXデザインの教科書 p.3

例えば、今期事業で何をやります。ということを考えるとする。そこにサービス開発の内容が入らない訳がない。そこでUXの知見を持った人がいなければ、ビジネス的なエコシステムだけを基盤とした計画がされるだろう。それで、果たして良いのだろうか?

事業部が何をするか?について、私は意見する立場にはないが、UXの専門家が組織内にいないのならば、UXの視点を戦略を立てる人たちへ共有する必要はあると思う。

私がどうしたいか・デザイナーの思想がどうかではなく、競合他社がUXを取り入れている以上、最低限の知識を入れる必要はあるのではないだろうか?UXの知識の有無。それは競争力と直結するのではないのか?

と、いうことを、事業部へ説明する必要がありそうだ。約半年を目処にやってみようと思う。


内製でデザインチームを置く意義として、このような助言を得られるというメリットもあるはずで、それを理解せずにただの工数として見るのであれば、競合に負け、技術者も他所へ逃げるだけ。それを望むのであれば、そのつもりでいてもらわなければならない。

私の責任としては、それを分かるように説明することである。理解した上で判断をできる状態にする所までが、私にできることだ。

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