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泣けるってすごい

9月4日、エンジェルスのホセ・イグレシアスがリリースされた。

大谷のホームランを派手なお迎えで喜ぶ選手ということで取り上げられ、初めて知った選手だった。最近フォローし始めたばかりのにわかファンだが、このニュースはショックで悲しかった。

日本で人気が出てきているらしくて、その日のうちにネットの記事や動画が上がっていた。コメントを見ていると、同じように感じている人がたくさんいて、夜はそれらを肴に一人家飲みを開催した。

お酒が入ったせいもあるのか、見ているうちにだんだん感極まって泣けてきた。いっぺん泣き出すと止まらなくなり、最後には涙を拭きながら鼻をかみながらのグチャグチャ状態。

そして大泣きしながら思った。「ただただ悲しい」という想いで泣けるのも幸せなんじゃないかな。

「涙活」という言葉が流行ったこともあるが、涙を流すことにはカタルシス効果があって、実際にスッキリする。感動系の映画等を観て、日々の生活で溜まったモヤモヤも一緒に涙で昇華してしまう。形にならないイライラや鬱憤の正体を突き詰めるより、わかりやすいストーリーに心動かされる方が簡便で合理的だなと思う。

でもそんなツールを使わなくても、誰かがいなくなること自体が寂しくて悲しいと思えるって、なんだかとっても『純』じゃない!?「恨めしい」とか「悔しい」ではなくて、去ってゆく人をひたすら惜しむ気持ち。

知り合いでもなんでもないけど、そんな悲しさ100%のピュアな心で泣いてることにも感動した夜だった。

ありがとう、イグレシアス!新天地での活躍を祈ってるよ。


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