2023/05/08 面会制限の緩和

GW明けから面会制限が緩和され、要予約もなくなり、1ヶ月に2度だった面会が1日一度までになりました。パーテーション無しの面会。

早速、面会に行きました。
1年ぶりに触ることができた母の手。

眼がぱっちり、視線がしっかりしているときは調子がいい時。ノートに私と弟の名前を書いて、「私は誰でしょう?眼の前にいるのは誰?」ときくと、不自由な手を一生懸命動かして私の名前の方を指さしました。え?わかるの?凄いじゃん!!と私は勝手に大騒ぎ。師長さんも駆けつけて、やっぱりわかってるんだよ〜と盛り上がりました。

でも、数日後の面会では、眼力はあるけど視線があやしい感じ。ノートを広げて質問してもほとんど反応がなく、じっと前を見るだけ。この日は調子がイマイチでした。

三度の開頭手術を乗り越え、壊死した脳を取り除くこともしました。3ヶ月弱も意識がありませんでした。気管切開もしました。
そんな母が、目を開けてノートや写真を見つめたり、実用的ではないにしても手を動かすことができる。本当に奇跡だな、生命力って凄いのだなと思います。

やはり今でも経鼻胃管栄養のみ。経口摂取は出来ません。胃ろう…何度も考えていますが断っています。でも、少しずつ良くなっているので悩んでしまいます。

安くはない病棟に入っていますが、雰囲気が明るくてスタッフのみなさんも必ず挨拶してくれます。

本当は沢山面会に行きたいところですが、やはり母の顔をじっと見つめると、別人になったなという現実を突きつけられる想いを感じて、辛いです。助けたかった、なんで母がこんな目に…と不要な後悔が頭を過ぎります。

あまり頑張りすぎずに面会に行きたいと思います。