2022/07/09 面会。

約一か月振りの面会。
病棟のロビーで、大きなパーテーション越しの面会。もちろんマスク着用で。
なんだか動物園みたい。

リクライニング式車椅子に乗せられた母が、ガラガラと目の前に誘導されてきた。
マスクをしているので表情や口をよむことが出来ない。

誘導してくれたスタッフさんが「ほら、娘さんですよ〜」と話し掛ける。左手を小刻みに振っているようだ、スタッフさんは「あら!手を降ってるー!」と言ってくれるが、私にはそうは思えなかった。

今日の面会では、色々話しかけてみた。
「ここは〇〇病院だよー。」
「くも膜下出血で右は麻痺だから動かないよー。」
「喉に穴を開けたから声は出ないよー。」

でも、リアクションは無いに等しかった。
パーテーションについてる金属の枠が気になるらしく、ずっと手を伸ばして触っていたり。
視線はあまり合わなかったかな。
でも、頭を動かしたり、手を伸ばしたり、腰を動かしたり…体全体の可動域がかなり広がっていた。

あれだけ大きなくも膜下出血を経験したのに、こんなに回復するのかと、かなり驚いた。

看護師さんによると、もう痰吸引はほとんど行っていないとのこと。え?半年ぐらい前は30分毎にやってたのに…。

そして、近々、嚥下機能の検査をして問題なければゼリーなどの摂取を始めるそうです。食事とまではいかないが、楽しみが増えるので…と師長さんは仰っでいました。

お母さんが回復するのはとても望ましく良いことだが、やはりお金の心配が頭から離れず…。