どこの馬の骨かわからないとは

皇室の婚約者のニュースを見ていて、ふと、馬の骨とはなんだろうと疑問に思いました。

そもそも、「どこの馬の骨かわからない」という言葉は素性のはっきりしていない相手を蔑んで使う言葉ですよね。

調べてみたところ、中国には「一に鶏肋、二に馬骨」という言葉があるようです。
鶏肋はニワトリの肋骨のこと、馬骨はその通り馬の骨のことでした。
ニワトリの肋骨は小さすぎて使えず、馬骨は大きすぎて処分に困る、ということで、どちらも「使い道がない」という意味が転じ、「必要とされておらず、役立たずなもの」という意味で使われるようになったらしいです。

なぜ1番の鶏肋がことわざにならなかったのか、不思議ですね。発音しやすいとかだったんでしょうか。
「骨」という言葉に「人柄」という意味もあるらしく、ここから来たのではないのかなと思います。

古代中国では占いの結果を亀の甲羅や動物の骨に刻んで記す、甲骨文字というものがあり、政に使われていたようです。
こういったところから骨という漢字に人柄という意味がついていったのではないのかなと推測します。

日常の小さななんでだろうを大切に生きていきたいですね。

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