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LUSHのバスボムをいつでも買いたい

引っ越しをしたので、前の家での最後の風呂記念として、LUSHのバスボムを使った。

今ってバスボムめちゃくちゃ高いんだね。
ひとつ1000円こえるものとかあって、驚いた。久しく使ってなかったので、700円くらいのイメージだった。

まあでも記念だし……と思い、1000円こえない程度のものを吟味する。

最終的に、桃のバスボムを選んだ。
「ピーチィ ボム」。その名の通り、桃の形をしている。

こんな感じの


かわいいね。
香りもすごくいい。キツすぎないし、あまやかだが爽やかさも感じる。やさしい桃。

家に帰り、夫と2人で浴槽に入る。
おとな2人で入るにはとても狭く、脚も満足に伸ばせないのに、いつもわざわざ2人でお風呂に入っている。

バスボムを風呂に入れると、しゅわしゅわと泡を立てて、桃の果肉みたいなうすいピンク色が広がる。
だんだん皮と同じ桃色ピンクになって、そこにバスボムの中の少しビビットなピンクがアクセントとして加わる。

最後には全てのピンクがまざりあい、黄桃みたいな桃色に落ち着いた。

こういうイメージ


バスボムってどんどん色が変わるのが、見てて楽しい。色のショーを見ているみたい。

香りもそのまま、やさしくあまい桃の香り。グレープフルーツの香りも混ざっていて、桃だけじゃないサッパリさも感じる。

色と香りと、とろとろのお湯でなめらかになった素肌と。
すっごく贅沢している気持ち!!

夫が、バスボムが溶けていく様を眺めてふと言った。
「1000円が溶けていくね。」

そうだ。これは1000円もするのだ。
贅沢しているのだ実際に。

1000円という額は小さいかもしれないが、「一回1000円の入浴剤」は私にとっては高級だ。

ふわふわな時間の代償に、おのれがいかに経済的弱者かということを思い出す結果となった。

もちろんLUSHのバスボムは悪くない。
1000円以上の価値がある。

悪いのは財力のないわたし。

鬱の急性期は抜けたとはいえ、まだまだ問題は山積みだ。
空白期間や、朝に起きれないこと、ASD、そういうことを考えると、健常者みたいに稼ぐのは難しそうだな……。

いつでも「ちょっとしたご褒美」として、LUSHのバスボムを買えるようになりたい。

ひそかな目標です。

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