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今年度のショウガの植え付け完了しました

おはようございます。

久々の更新です。

最近10時間以上寝ている日が多く、疲れているのか、心地よいのかよくわからなくなっております。

あっという間に山奥生活が1ヶ月経とうとしております。

毎日が早く、長く、心と体のバランスがいい状況が続いております。

外での食事も慣れてきて、簡単なものではありますが、毎日作っております。

さて、題目の通りですが、山から開拓した畑に無事にショウガを植え付けました。

マルチまで張った時の達成感はなかなかのものがありました。

これまでの流れをこちらに備忘録として書いておきましょう。

ひたすら石拾い

3日間ひたすら石だけを拾い続けました。

石を拾う以外のことはした記憶がありません。

墓標みたいな石も出土し、途方に暮れる毎日。

私は宇宙の星を集めてるんじゃないかと心の声が聞こえてきます。

農家さんは農作業をする時毎回自分におまじないをかけるそうです。

「やれば終わる」

そう自分に言い聞かせます。

本当に自分を鼓舞するシークレットワードです。

疲れてきたら、自分が拾ってきた場所を振り返って、よし自分は作業をしている。頑張っていると確認する。

農業に関しては過去を振り返ることが有効なようです。

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畝造り

石を拾ったら畝を作っていきます。

畝は非常に原始的な作り方で面白いです。

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↑毎回くる見張り猫です。

仕事ぶりを毎日じーっとみてきます。

本当のところは土に撒いた肥料を食べにきているだけなのだと後で知りました。。


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ひもを竹の長さで固定して、引いた線の上を歩きます!

耕した土なので、凸凹で意外とまっすぐ歩くのが難しいのです。

このふかふかの土の上を歩くことで足跡ができて、そこを耕運機で辿って畝を立てていきます。

まるでスラックラインを歩いているかのようなバランスが求められます。

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この時点の畝は凸凹でマルチを張った時に水が溜まってしまう可能性があるので、このトンボとハッカイが合体した道具を使ってならしていきます。

とにかくまっすぐ、縦、横均等に土をかぶせていきます。

これは意外にも、野球をやっていたことが活きました。

グランド整備をする時と同じ感覚でできるので、とっつきやすかったです。

まさにconnecting dotsの瞬間です。

種植え

そしていよいよタネを植えていきます。

ショウガの種を割るところから始めましたが、タネを初めてみましたので、instagramで紹介しました。

そして割った種を畝に植えていきます

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かわいい〜

等間隔に並べられて、土の布団をかけていきます。

上の写真のショウガについている白い丸いのが新芽です。

ずっとしゃがんでの作業なので、皆さん結構な疲労があり、次の日までくたくたでした。

70歳を超えるスタッフも大変頑張っていました。

マルチ敷き

無事に種を植えましたら、マルチを張って完成です。

マルチというのは万能なもので、被せることによって、保温、保湿、雑草の除去を一手に担ってくれます。

雨が降った次の日に張ることで、土の保湿を高め、持続してくれます。

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ただ100m近い畝にこの黒のビニールを被せることを想像してみてください。

素人には到底無理な話と思いましたが、なんとか教えてもらってやりましたよ。

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どうでしょうか、気持ちがいいですね。

地盤が硬いから、トンカチでトントンなんて言いますが、この打ってある箇所全部トントンしていますから、筋肉は悲鳴をあげます。

マルチを張っていると厄介な訪問者が来ましたよ。

マムシ

怖かった、これ噛まれたら即病院送りです。

頭が三角形なのが特徴で、他の蛇は優しいのですが、このマムシは超攻撃的です。

話をマルチに戻しまして、

有機農家さんの中にはこのビニールが石油製品で環境に悪いという理由から使わないという方もいるみたいですが、仕事量が全く変わってきます。

雑草が生えない工夫としては最も有効な手段なのです。

農薬を使えばもちろん雑草たちはイチコロですが、そうすると土にいるいい菌たちも殺してしまいます。

土の中は宇宙、壮大なスペクタクル、多様性を要しています。

作物に負担をさせることなく環境を整えるために石油製品を使うことはU1は大賛成です。ましてプロの有機農家さんは規模もそれなりなので、雑草の処理だけでとんでもない負担なのです。

話が少しそれましたが、ここで農家さんは一安心します。

ここまでが時間との勝負。

そして、こちらはハウスで早めに植えた種が芽を出し始めたので、紹介します。

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芽が出始めると今度はマルチが逆にショウガにとって危険なものになってしまいます。

こうして芽が出るタイミングでマルチを切って、芽を外に出してあげないと、この新芽焼け死んでしまうのです。

せっかくでた芽が焼けてしまうと、成長しませんから、そのショウガはそこでgame overになってしまいます。

これは農家さんにとって致命的なショックです。

マルチを張って安心しているのも束の間、次はこの広大な畑で、1つ1つ植えたところをチェックする目出し作業をしていきます。

これが1日作業。

ショウガの目は出てないかなと、この大量の植えたショウガ1つ1つ確認していく作業を毎日していくのです。

U1ももうしばらく滞在予定ですので、この作業をしていきます。

こんなところでしょうか。

農協に出さずに、個人で販売まで行っている農家さんは、毎回出荷、お客様のサポートをしながら農作業ととても忙しい毎日で、なかなか農作業を進められない日もあるようです。天気もずっといいわけではありませんから、作業ができない中で、天気も悪かったら、もう焦りがすごいのです。

そこで、植えるタイミングも逃せませんから、日々勝負。

そういうこともあって、マルチまで張れた時には安堵と達成感で包まれるのでしょう。

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夕方の畑は気持ちがいい。心が休まります。

11月の収穫はそりゃ楽しみです。

また皆さんにお伝えしていきたいと思います。

では、失礼します。


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