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2022年振り返り

2022年もあっという間に終わってしまいました。2022年は、今まで以上に仕事の内容も広がって、ますます忙しくなった1年でもありました。色々な機会を下さった皆様に御礼申し上げます。
今年1年を振り返り、10代出来事ということでまとめてみたいと思います。

1. 新著「イノベーターのためのサイエンスとテクノロジーの経営学」発売

2018年くらいから構想して、執筆していた私にとって単著の処女作となる「イノベーターのためのサイエンスとテクノロジーの経営学」が3月にようやく発売になりました。最初の構想から、原稿を何度も修正を重ね、最後は図表の作成など、相当に手間のかかった本でした。届いて欲しいなぁと思う皆様に読んでいただけるような本になったと思います。色々な大学で輪読などでも使ってもらえているようです。出版にあたってお世話になった皆様に感謝を込めて。

2. サンディエゴ3年ぶりに再び

COVID-19の影響でここ数年行けていなかったサンディエゴ。今年は3年ぶりに6週間滞在することができました。2015年夏に博士をとって以降、カリフォルニア大学サンディエゴ校の客員准教授を兼務して、授業を担当し続けています。ここ数年間はオンライン授業だったのですが、久々の対面授業。
夏にサンディエゴで過ごすことで、毎年たくさんの新しい学びがあります。今年もたくさんの方がサンディエゴを訪問して下さって、新しいコラボレーションがたくさん生まれました。

3. 博士時代からの研究がResearch Policyに掲載

博士課程時代、2014年頃にスタートしたカリフォルニア大学10キャンパスのスタートアップの成功要因を分析していた研究論文。紆余曲折あったのですが、ようやく日の目を見ました。後半は僕はあまり関わることはできなくて、他の共著者のおかげで出版まで辿り着きました。僕の貢献はファーストドラフトを書いたところで止まってしまったのですが、でも自分の研究が、トップジャーナルに掲載できてとても嬉しいです。

 4. 2冊目の単著「科学的思考トレーニング」発売

2冊目の著作がまさかこんなに早く出るとは思ってもいなかったのですが、11月には「科学的思考トレーニン」がPHPビジネス新書として発売されました。

5. ANAのマイル修行

今年の前半結構頑張っていたのがANAのマイルの修行。この10年くらいはJALユーザでJGCの資格を持っていました。ワンワールドのステータスがあれば、出張で困ることは基本ありませんでした。
ところがコロナ禍になって海外に行けなくなり、国内出張が必然的に増えました。そうしたら思った以上にANAしか飛んでいない路線が多い。。
というわけで思い立って、ANAのプレミアムポイントを貯めるために、前半国内旅行を増やしたり、国内出張もJALではなくANAを利用してました。年内にはどうにか50000ポイント行くかなぁと思っていたのですが、ANAがポイントのボーナスキャンペーンをやってくれたおかげで、一気にポイントが貯まって8月で目標を達成できました。それでも何気にこのために結構時間かけました。沖縄に旅行に2回行ったし。
これでワンワールドもスターアライアンスも乗りやすくなりました。

6. 対馬スタディ・ツアー

今年のゼミ活動で最も象徴的だったのは、7月に行ったゼミのスタディ・ツアーだったと思います。社会課題の解決というテーマ、創造理工学部の大森研究室の連携、留学生の地方訪問など、色々なトピックがつながっての対馬訪問でした。Ph.Dを持つ漁師、銭本さんのところを訪問しました。
銭本さんにはゲストスピーカーとして授業に参加いただいたり、長崎大学のイベントでご一緒したり、交流が広がっています。
銭本さんの活動を社会課題をシステム思考で検討するためのケース教材にもしました。
この対馬のスタディ・ツアーが中核となって、活動の幅が大きく広がったように思います。

7. 全日ゼミにおける留学生との多様な活動

全日ゼミがどんどん巨大化し、今年は定員目一杯まで受け入れることになりました。そして、コロナの水際対策で入国できなかった留学生たちも全員入国することができました。そんなわけで、全日ゼミの活動の幅が大きく広がった1年でもありました。
対馬のスタディ・ツアー以外にも、留学生の発案で行った文楽鑑賞会、スリランカの卒業生Rameshへの新規事業提案、大学技術シーズのビジネス化、フィールド実験のデザイン、"Sushi as a Service"の講演会、IDEOへのcompany visitなど、たくさんのことをやりました。
私自身が2024年3月からサバティカルなので、現在は新メンバーの募集は停止していて、その意味では今年が一旦の活動の幅のピークとなります。
特に文楽は、夜間主総合ゼミとも合同で日本文化を学ぶ場で、今年のゼミ活動のハイライトの一つになったと思います。

8. ベンチャー学会論文

ここ数年行っていたVC関連の研究会をやっていたのですが、その成果を論文として公開することができました。Ventures Reviewにアクセプトいただきました。「スタートアップの上場はその後の成長に寄与するか - 「上場ゴール」問題とIPO後の株価パフォーマンスの分析-」というタイトルです。

9. 企業研修色々

今年は、今まで以上に企業研修のお声がけいただくことが多かったように思います。WBSで行っている研修の講師にお声がけいただいたものもあれば、私がコーディネータ役をやらせていただいたものもありました。
大企業のイノベーション創出、新規事業の開発に関わる研修のコンテンツがそれなりに溜まってきました。その他、ダイバーシティ研修、無意識の偏見バイアスなどのコンテンツも蓄積しはじめています
その他、WBSが主催しているシニア・マネジメント講座は来年度はコーディネータをやらせていただくことになりました。
来年以降、ますます企業研修の幅を広げていきたいと思っています。

10. メディア掲載色々

今年はメディアに取り上げていただくことも多い1年でした。1年くらい前から準備をしていたForbes Japanの連載「Innovation Architects」もようやくスタートしました。その他東洋経済オンラインをはじめ、色々なオンライン・メディアに掲載いただきました。

まとめ

というわけで、今年も色々と新しいことを体験しました。来年はもっと、今まだ想像がついていないような新しい機会を探っていきたいと思います。
今仕込みが始まっているものだけでも、結構面白い話が出始めています。
来年も多くの皆様とコラボレーションするのを楽しみにしています。


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