友人ジニ子は愉快なオンナ

「プライベートぐらい自由にさせろ！」が口癖の、わがままお嬢の話。
いちおう、友人だ。

わがままお嬢と言ったが、横柄な態度は家族とわたしに対してだけで、外面はすごくいい。

なんなら、いろんな人に可愛がられるTHE末っ子。

その上、仕事はきっちり責任を持ってやる社畜人間。
常に45Hと戦っている企業戦士だ。

その反動ゆえの「プライベートは自由にさせろ！」発言と分かっているので、大目にみている。

この友人をジニ子としよう。（アラジンに出てくる青いヤツが推し）

ジニ子は、長年勤める企業で管理職としてマネジメントやらなんやらをしている(らしい)。

そして、働く部下への還元を自ら自費でやるタイプ（上司はよく思わないタイプである）。

「頑張ってくれているから、お菓子買っていく！」と、何度か買い物に付き合ったことがある。

その買い物での出来事だ。

スーパーの店内をぐるぐる回りながら色々なお菓子を選んでいたが、せんべい・チョコ・クッキーまでは問題なかった。

『ん？このお菓子大丈夫か？』と心配になったのが、「これも美味しいから入れとこ！」と言った"タラタラしてんじゃね〜よ"。

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見た瞬間、『一生懸命働いてくれてる部下に送るお菓子じゃねぇだろ！』と笑ってしまった。

故意はないと思いつつ、『おめーらがタラタラしてるから帰れないじゃん！ってメッセージ込めてるの？』と聞いたら、「え？そういうこと？やめとこ！」と棚にサッと戻したジニ子。

さすが出来る女。
軌道修正が早い。

その後、買い物も無事終わり、嫌味のないお菓子を部下へ配ることができたジニ子。

天然なのか、なにも考えてないのかは不明だが、時々(ほぼ毎回)面白い行動を取るので、今後も何かあれば記録していければとおもう。