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未知との遭遇|「そんなことないよ〜」待ち女子

小学校、高学年の時だったと思う。

授業参観が終わった後、数人で話していたんだが、ある女の子が「私のお母さん、かわいくないでしょ」と言い放った。

すかさず周りの子たちは「そんなことないよ!かわいいよ!」と女の子の発言を否定。

言い出した女の子も「そうかな〜?そんなことないよ〜。」と言いつつ、どこかニヤニヤしているように見えた。


その時の私の正直な感想はこうだ。
『考えたこともねぇ。てか、かわいいか?』だった。

誤解されそうなので言っておくが、その当時「かわいい」は赤ちゃんか動物に対して使う言葉だと思っていた。
つまり、大人(しかも自分の母親)に対して使う言葉とは思っていなかったのだ。

そこで疑問が生まれた。
『うちの母親はかわいいのか?』と。

いろいろ考えている間に人数が減って、その子と2人になってたが、純粋に気になったので、その子に同じ質問を投げてみた。

『わたしのお母さんも、かわいくないよね』と。

返事は即答だった。
「うん」

反応できずに一瞬フリーズしたのを覚えている。

『正直にかわいくないって良いんだ』と思ったと同時に、『他人に身内のこと言われるの腹立つな』と、悲しいような、虚しいような、切ないような。

ただ、わたし自身、発言がミスってると今ならわかる。
『わたしのお母さん、かわいくないよね』と言っちゃってるのだ。

相手が「も」に気づいてその反応だったのか、単純にかわいくないと判断しての返事だったのかは不明だが、どっちもどっちな会話。

その後は、どうでもいい話をウダウダやって解散。
正直に答えて良いんだという気づきを得たわたしは、後日、不穏な空気を作っちゃうことになる。


またやりやがったのだ。その子が、同じ質問を。

その時はちゃんと正直に答えた。
『わからん』と。

『は?』という顔でちょっと睨まれた。

『なんなんだ。コイツとの会話むずかしい。』と思ったが、今となっては「そんなことないよー」待ちだったんだなとわかる。


現在もこういった会話は苦手だ。
そもそも女子との相性がものすごく悪い。

返事を間違える率は40%だと思う。
わざと間違えるのが30%(長くなると面倒じゃん)。
つまり、70%間違えるのだ。
とにかく難解すぎる。そして疲れる。

またまた誤解されそうなので補足すると、女児と女性とは会話ができる。
女子が難しすぎるのだ。


女子とのやり取りで、微妙な空気になったことが他にもまだあるので、また思いついたら書こうと思う。
きっと共感してくれる人が現れるはず(切実)。

乞うご期待?

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