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お金マンガを描いてみて(少し長めのエッセイです)

先月と今月(つい昨日)、お金マンガ投稿コンテストにお金マンガを2つ描きました。1つは教育費…それも塾代に絞った話。もう1つは学資保険について、です。まぁ、もっと色々のネタで描こうと思えば描けたかもしれません。でも、何となくですけど、お金に関することって、本当にズバッと書くのがためらわれますよね……。お金のことを言うなんてげひんだわ!みたいな考えが、どっかにベタッと貼り付いていて、何となく避けたい話題です。

でも、生きていく為にはお金は絶対に必要だし、お金に振り回されるのは嫌だけれど、だからこそお金のことは多少なりとも勉強した方がいいとは思います。そしてなかなか訊けないのだけれど、実は知りたいと思っている人もそれなりにいるんだろうなぁ、とも思います。

だから誰かの役に立てば!と思い、かなり具体的な数字を出して描きました。

ふぅ。

私自身は親にはお金の事であまり色々言われたことはなかったですが、きっと沢山かかって大変だったろうと思いました。小さい時からずっとピアノを習っていたし、私は高校も大学も私立だったので。

だから大学は家から通い、学費以外は自分である程度まかなえるよう、週5〜7日バイトしてました。ほぼ毎日家庭教師(生徒は多い時同時に5人)で週末はガソリンスタンドです。大学4年になる時にガソリンスタンドを辞めた後は、◯研の占い雑誌の編集部でバイトをし、英検や模試の試験監督など単発のもあったから、必ずしもではありませんでしたが、多分月に多い時で10万以上は稼いでいたと思います。家にも食費とか生活費のつもりで2万円+親借金(免許取得料とか車購入とか)の返済で3万円くらい入れてたと思います(合計5万円)。自動車の任意保険も国民年金も自分で頑張って払っていたので、学生時代の間、とても毎日貧乏で時には欠食児童のようでした(ごはん抜き)。

就職してからも家から通い、親借金の返済を済ませた後も家に5万円を生活費として入れて、残りはお昼代、本代、CD代くらいには使ったけど、せいぜいそれくらいで後は使う暇もなく、全て貯金していたので、気づいたら300万円位は結婚前までに貯まっていました。

それでも、結婚の時は親からかなりのご祝儀をもらいました。曰く「お前が学生の時から家に入れていたお金を全てではないけれど、コツコツ貯めておいたお金だから、お前のものだよ。お前は本当に親孝行だよ」と言うので、私は親には迷惑ばかりかけていたと思っていたけれど、少しは気持ちだけでも返せた気がして嬉しかったです。

いざ、結婚をして、子どもを産んで、今まで通りには働けなくなって、稼ぎは独身の頃の3分の1(だったり2分の1だったり。コマ数によってですが。専任教諭だと周りに迷惑をかけるので、非常勤講師になった。給料は減り、社会保険はなく諸々自己負担です)になってしまうと、のしかかるのは生活費、家のローン、保育料、市県民税、国民年金、国民健康保険、自動車保険、子どもの習い事、自分の生命保険……とお金は果てしなくかかるのです。何も残らねえ。しかも講師なのに、朝から晩まで働いて(それでも専任よりは会議も朝会も出なくていいし、担任業務がないからマシ)、家にお持ち帰り仕事までして、やりがいはあるけど、子どものことや家庭のこと、家事、全てひっちゃかめっちゃかだぜ。スーパーウーマンじゃないので、無理だ。

そんな働き方で結婚後も15年も費やしてしまった。子どもは受験に差し掛かってるが放置し過ぎてまずい、家の中も放置し過ぎてまずい、という折に、義父に「神社の事とか家の事とか教え引き継ぐのに、このままではあなたが忙しすぎるので、仕事を辞めてもらいたい」みたいなことをやんわりと言われた。私も潮時…と思って仕事を辞めることにした。ちょうど三男も3歳になる学年だったし、幼稚園にシフトできる!と思ったので。

教員に未練はなかった。しばらくはブラブラする事に。といっても上の子の塾、下の子の塾の送り迎え、幼稚園はすぐ帰ってくる、でそんなに自分の時間が増えたという感じはなかった。まぁ色んな締め切りからは解放されましたが。

そしてすぐにお金は尽きたのです。ブラブラも2年半が限界でしたね。とりあえずパートを探そうと思いました。短時間の仕事で、夫の収入制限にかからず、社会保険は夫の扶養内に収まって3号で働ける仕事。

夫の職場は年間103万円以内なら扶養内。税金はパス。103万を超えたら税金は取られますが130万円以内なら社会保険はセーフ、なので、その範囲内のお仕事探しです。非常勤講師はこれを少し超えてしまうので一番馬鹿馬鹿しい働き方だったかもしれません。

で、まぁ今の仕事に辿り着きました。色々働き方も相談に乗ってくれるよい職場です。

で、まぁここまで長々書いてきて何が言いたかったかというと、親への感謝しかないです。やはり人1人を一人前に育てるというのは時間も労力もお金もかかる大仕事なのです。それをちゃんとやりきったという事には感謝しかない。親に色々と返せたらいいけど、中々難しいので、時々お土産を持って顔を出すくらいです。

そしてそのしてもらった事を、今度は自分の子どもにしてやる事くらいしか、やはりできることはないなぁと。こんなたった二編の漫画を描いただけで、何を偉そうにと思いますが、改めてそう感じたので、総括としてここに記しました。子どもは社会からの借り物、預かりものなので、ちゃんと社会に返せる人にしてまた放流しなくてはならないと思っています。私がいなくなっても、ちゃんとそれぞれが生きていけるように、人の役にたつ人になるように育てるのが使命なのです。親になった以上は。

まぁ、手が離れたら私は私で、自分の人生も楽しみますけどね(今もね)。

おしまい。

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#お金マンガを描いた反省と総括
#お金マンガ投稿コンテスト

ありがとうございますサポートくださると喜んで次の作品を頑張ります!多分。