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【全文無料】アルセウスインテレオン考察

こんにちわ。
この度、第二回yos杯でベスト16に入賞させていただいた特典として、noteの執筆をさせていただきます、チームぱちぱちのかねこです。

まずは開催、運営をしていただいた方に感謝を。
そして対戦していただいたプレイヤーのみなさんありがとうございました。会場の雰囲気もすごく良くて、レベルの高いプレイヤーが集まっている印象でした。次回も抽選受かったら参加したいな。

軽く自己紹介すると、都内(主に高田馬場のバトロコ)で活動してる30歳のおじさんです。
ポケカ歴は6年くらい?になります。
たいした実績はありませんが、自主大会等積極的参加させていただいてますので対戦の際はお手柔らかにお願いします。

今回の記事は

“アルセウスを使う理由”

にフォーカスを当てて解説していきます。
現環境でトップシェアとは言えないアルセウスをなぜ使うのかをできる限り言語化していきたいと思います。

1.環境デッキの勝つ理由、負ける理由

まずは、現環境でトップシェアを誇るミュウVmax、パルキアVstarの勝つ理由、負ける理由を言語化していきます。
長所、短所と捉えてもらっても構いませんが、僕が常に考えている表現がこの言葉になります。

・ミュウVmax

デッキコンセプト
ゲノセクトのフュージョンシステムでデッキを回す事でサポート権をボスの司令やカミツレのきらめきにあてることができるので圧倒的スピードとパワーを実現できる。

勝つ理由
先攻取れば2ターン目にボスの司令から相手のVポケモンが取れる。
後攻でもメロエッタのメロディアスエコーからサイド先攻出来る。
=相手がどんな対策をしていようがサイドを取るスピードで圧倒的に制圧できる。

負ける理由
一つのつまづきがゲームを大きく左右する。
(ボスで呼び出したVポケモンが倒せない。雪道で1ターン止まってしまう等)

評価
圧倒的デッキパワーを持つが、つまづきをケアするプレイングがとても難しい。


・パルキアVstar

デッキコンセプト
HP280、最大打点が260、2エネで技が打てる、Vrtarパワーでエネルギー加速ができるポケモンを中心に裏工作のインテレオンライン始め、かがやくゲッコウガ等のサブアタッカーも活用していくデッキ。

勝つ理由
パルキアVstarの耐久の高さ+ベンチを展開するだけで出せる高火力。
かがやくゲッコウガを最大限に活用できる。
裏工作やカイを軸としているので再現性が高い。

負ける理由
1ターン目にパルキアVを出せないと負けに繋がりやすい。
技が相手依存の部分もあるので打点を抑えられてしまう。

評価
長所を伸ばす事はできるが、短所をカバーする構築は現時点ではあまり強くない。

★総評
2つのデッキとも短所はあるものの、それを覆しうる長所がある。

2.アルセウスの長所、短所

デッキコンセプト
HP280のアルセウスVstarのスターバースを中心に中打点をきざみながら、回復したり、サブアタッカーを使ったり、様々な動きをする。

勝つ理由

要求の少なさ。
(スターバース、トリニティノヴァを使う事で技を使う、後続を立てる動きをできる。)

構築の幅の多さ。
(環境に合わせて別のタイプのアタッカーや、対策カードを採用しやすい)

チェレンの気くばりという、後攻からゲーム捲れる明確なカードが存在する。

ノコッチという弱点をなくすカードがある。

負ける理由

1ターン目でVポケモンをおけないと負けに繋がりやすい。
打点が180〜230である為、高火力は出せない。

★総評
デッキパワーはトップシェア2つと比べて低いが、構築の幅や、再現性の高さ、安定感が高い

これらを比べて評価をすると

ミュウvmax
先攻、後攻でも理想の動きをすれば最強

パルキアVstar
最低限の動きができればどのデッキにも勝てるポンシャルがある

アルセウスVstar
多少事故っても逆転する可能性がある

と、表現できます。

3.アルセウスVstarを使う理由

これらの個人的評価を踏まえてデッキを選び、作っていくわけですが、僕がまず大事にしていることは、目標設定になります。
もちろん、全ての大会で優勝、世界大会優勝を狙いますが、その為にもポケモンカード自体を強くなり、アベレージで結果を残す事が大切だと考えています。それはどういう事かというと、

“環境の変化に常に対応していける力”

だと考えています。

その為のアプローチとして1番有効なのは環境全てのデッキを使いこなし、その都度1番勝てるデッキを使う事が1番ですが、ぼくは社会人で練習時間を取れない理由でそれはできません。
そこで一つのテーマデッキで対応できるアルセウスを使うことでこの目標を達成しようと考えています。
この先、自分の生活環境の変化によって変わっていく事はもちろん考えながら、今はこれがベストの選択だと思います。

“優れたデッキ構築より一つのデッキの練度を上げることが大切”

多くの人が負ける理由として、「〇〇が引けなかったから負けた」「初手で事故ったから負けた」と語りますが、ぼくはそうは思いません。
その結果を生み出してしまった過程が1番大切であり、初手で事故った時、ゲーム中盤での選択でその結果を回避、またはそれで負けたら仕方ないと思える根拠が自身の成長に繋がります。

その過程の選択を間違えない事が練度であり、それを極めることで勝率が上がる事は間違いありません。

ポケカはあくまで対人ゲーム。相手のミスや自分の下振れも考慮にいれながらデッキ選択はしなければいけません。

それらを踏まえながら

“限りなく負ける理由をなくすアプローチができる”

アルセウスというデッキが自分に1番合っていると思い、使い続けています。


4.デッキ構築

ダークファンタズマ発売前の環境

コンセプト
    ・事故率を減らす
(アルセウスを初手に出せない、進化できない)
・ミュウ、パルキアに勝つ

発売後。今回のyos杯で使った構築


コンセプト
・ 事故率を下げる
・ゾロアークVstarを重く見る

各デッキ採用カードの詳細は割愛します。
要望があった場合は追記します。

どちらの構築にも言える事は、スターバースを言えれば勝負になるということ。そこからの勝率は6割あればいい。環境外のデッキには8割はとりたいという事。

実際、自主大会のマッチングを見ると予選6試合だと過程して全勝することはほぼないが、5-1、4-2で終える事が多かったです。負けの試合は8割が環境だが、3回当たれば2回は勝ってるイメージ。環境外のデッキには初手に事故ってゲームができていない以外は勝っている。そんな感じです。

5、もしもPJCSに出場するなら?

こちらの構築になります

JCSは試合数も多く、2日目はBO3になるので、なるべくコンセプトを絞り、プレイミスが出づらい構築を目指しました。

こちらも要望があれば追記します。

6、最後に

PJCS出場する選手の皆さん。
あまり考えすぎず、大会を楽しんでください。
出れない人の事を考えろとは言いません。1番良くないのは、それで構築やデッキ選択を悩みすぎる事にあります。当日、どのデッキに当たるかどうかは誰にもわかりせん。大切なのはどんな状況でも最善の選択をする事にあり、その結果負けてしまっても仕方ありません。

練習のしすぎも良くありません。たしかに練習は嘘をつきませんが、それにより考え方が凝り固まってしまってはいつまでたってもデッキが決まりません。

割り切るところはしっかり割り切って、試合前はゆっくり休みましょう。

個人的にはサウナがオススメです。自立神経が整うと当日頭が冴えます。

Twitterも極力みないようにしてます。前日に考えがブレやすいです。

当日は仲間とたくさん会話しましょう。負けた時こそ話しましょう。負けを引きずることがなくなります。

試合中は相手の顔をよく見ましょう。自分の盤面ばかりに集中するとミスがでやすいです。視野を広く持つ事が大切です。

どんなに強いプレイヤーでも必ず負けます。ミスはします。負ける事を恐れてはいけません。
1日通して勝てば問題ありません。

オカルトっぽく思えるかもしれませんが、ポケカはメンタルゲームだとぼくは思っているので、自分に自信を持つことが1番大切だと思っています。

みなさん、がんばってください!

来年はぼくも同じ舞台に立てるように、頑張ります。

それでは。

チームぱちぱち
かねこ

問い合わせ先
Twitter
kanekokek

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