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痛快! でも、絶対に勧められない残念点あり 試乗ノート#14 アバルト500e カブリオレ

・アバルトのEV(電気自動車)。フロントに積んだモーターで前輪を駆動する。

○ 元となり、多くを共用しているフィアット500eよりも出力が37馬力高い155馬力。その分、速い。首都高速での60km/hから100km/hへの加速が鋭く、痛快。

○ 床下にバッテリーを搭載している重さによって、走行中の姿勢が安定している。エンジン車時代は、つねにヒョコヒョコと揺れて落ち着きがなかった。

○ 電動キャンバストップはフルオープンとハーフオープンと全閉の3段階。開閉も速い。

○ 開けて走ると、静けさと滑らかさというEVならではの長所をよりはっきりと実感することができる。

○ 強めの回生ブレーキ。ほぼワンペダルドライブが可能。使いやすい。

・運転中の車内だけでなく外に向けてもスピーカーからアバルトのエンジン音を模した人工音を発することもできる。ブブブッとうるさいだけで、ギミックそのもの。

X 運転席の足元が狭い。中央に何かの出っ張りもある。

X 最大のNGポイントは、ACCではなく、単なるクルーズコントロールであること。これだけで買う気が起きないし、人にも勧められない。フィアット500eではグレードによってACCは装着されているのだから、まったく理解できない。

X サソリのマークが多すぎる。こんなに付いていると、毒に対する免疫ができてしまう。

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