ドル円来週は“調整からの下落”?【値動き考察】
今週(3/28~4/1)は、3月28日に1ドル=125円をつけて円安局面に突入。その初動のピークをつけた後、下向きの展開となった。
非常に激しい値動きで、自分自身も立ち回りに苦慮したし、似たような人もいるかもしれない。
そこで、来週明けからの値動きについて、前回円安局面の初動を参考に検討する。
2014年は“ピーク3陰1陽”
120円超の円安局面での最初のピークは、2014年12月5日の終値。
その後2日間はその揺り返しか、3日間は陰線が続いた。
いったんそこで値動きは落ち着き、陽線を1本引いた。
2022年も“”ピーク3陰1陽”
一方、今般のドル円の円安局面への突入でも最初のピークをつけた後、3日間陰線をひいた。
続く日に、2022年の円安局面で初めての陽線が現出した。いったんは、初動の動きが落ち着いたと言えるだろう。
こうして見ると、2014年の円安局面と、2022年の円安局面の初動は似た動きをしており、「もしかすると、次の展開も同じなのではないか?」と自然に受け止める向きもあり得るだろう。
4/4からは“調整→下落”?
確率は低いものの、2014年の円安局面と同じ推移を、今回(2022年円安局面)もたどると仮定しよう。
その場合には、1日十字線で調整をした後、2日連続での下落となる展開。来週は下目線ということになる。
正直に言えば……
ただ、最後に正直に、身も蓋もないことだが、言いたい。こんな考察ははっきり言って無意味だ。
未来は誰にもわからないからだ。ドル円の価格だって上がるかもしれないし、下がるかもしれない。
しかし、なんの想定もないままチャートと向き合うよりも、なんらかの仮説をもって向き合うほうが対処もしやすいだろう。
そのフレームワークとして、あるいは端緒手がかりとしては、1ミリほどは役に立つのではなかろうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?