162_レッツ聞き読みカルタ (カタカナおけいこ1年生)
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前回記事 161_レッツ聞き読みカルタ (ひらがなおけいこ1年生)の姉妹バージョンです。
今の小学校では、先に平仮名を習いますね。その後、カタカナを習います。
以前、1年生の先生が、
「カタカナの読み書きがなかなかできません(できない子がいます)」と話している声が耳に入ったことがあります。
子どもたちがなかなか覚えないのは、当然ですね。
カタカナを生活の中で使う場面がなかったり、カタカナを覚える必要性を実感できなければ当然です。
カタカナは、外国の地名、外来語、擬音語・・・と使用範囲が限定されているからです。このいずれも、低学年の子どもたちにとっては、それほど日常化されていませんし・・・
以前(戦前?)は、今の平仮名以前に、カタカナを用いていましたね。
平仮名が、漢字を崩した草書体の発展であるのに対して、カタカナは、漢字の一部分を取り出した楷書体で、直線を中心に構成されているので、書きやすいし、その後の漢字学習にも直結しています。
子どもたちに、カタカナを定着させるための、手立ての一つは、「読み書き」を一度に・・・と欲張らないことです。これは、平仮名でも漢字でもそうですが、「読み」を優先してトレーニングをするのです。優先するといっても書くことをおろそかにするということでもありません。指を動かすことも、自分が書いた文字をみることも、文字の定着に有効だからです。(これについてはたぶん諸説あります。ボクも強い根拠があるわけでもありませんが・・・)
たとえば、子どもたちが好きなキャラクターを使うのも手です。
ポケモン・戦隊ものなど・・・カタカナ表記のものを利用することができます。カルタ遊びもいいですね・・・
ということで・・・
今回、ご紹介するのは・・・>レッツ聞き読みカルタ(カタカナおけいこ1年生) ぜひどうぞ!
その他にも、いろいろな WEB教材を作りました。
ここ、国語アプリの小部屋・・・から、ぜひぜひ役に立つモノを見つけてください。
上のマガジンの中の過去記事でも紹介させいただきましたが、カタカナ関連で、オリジナルアプリを2つ紹介します。 どちらも、「なぞり書き」練習ができる! というモノです。
スクラッチでは、文字認識まではできませんが、タブレット画面に直接書いたり、消したりすることは可能です。こんな感じです。こちらも合わせて見てくださるとうれしいです。
上の、どちらも、かなりの時間とエネルギーを要しました。力作ではありますが・・・「鉛筆+ノート」を否定するつもりも、軽視するつもりも全くないのですが、こういう形(タブレット画面をなぞる)もあってもよいと思います。文字を覚えるとき(覚えさせるとき)、空書き・指書きは、よくやると思います。それをタブレット上で実現しようとして作ったのがこのシリーズです。
ひらがな・カタカナ・1年生の漢字、2年、3年、4年の半分まで来て、一旦やめました。費用対効果(開発に要する時間とエネルギーと、使ってもらえて役に立てる喜びという報酬のバランス)があまりに悪いので、意欲を喪失したということかも知れません。残念ながら、今のところ、全く使われない。職場で紹介しても、自治体でも、某実践コンクールでも、そして最後の砦でnoteでも・・・
勤務校の子どもたちが使っているタブレットには、「選んでインストールできるおすすめアプリ一覧」(自治体の教育センターセレクト)の中に、「○年生の漢字シリーズ」というものがあって、どうせ使うならそちらかな?という職場の空気をボクが勝手に感じてしまったことも正直あります。
とはいえ、「できな子ほど可愛い我が子」です。いつかどこかで、よいご縁があれば・・・うれしいです。
後半、愚痴めいた内容になりましたが、受けない自分、イジケた自分、イケていない自分も、まあまあ自分の味かな?悪くないよね? なんて思ってもいます。
2022/01/08 カネッチ
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