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【経験談】議論における意見分岐

皆様、人生に於いて様々な方と話し合いをし、
「何故この人はわかってくれないのか」
「私が正しいはずなのに、何故同意してくれないのか」
と言った経験をした事があるかと思います。
色々分析した結果、大まかにその理由を分類できましたので、ここにメモ代わりに記しておきたいと思い、今回のnoteを作りました。

客観的な事実の認識ミス

現象例

例えば、以下の状況を見てみましょう。

A「ねぇ、洪水もうすぐで来そうだから今すぐ逃げようよ!」
B「まだまだ水位そんな高くなってないじゃん。何慌ててんの」
A「これ以上待つと間に合わないよ!?」
B「大丈夫だって。今車出すと滑るし…」

…何故このような事になるかと言うと、Aは窓から、外を流れている川の水位が上昇していると言う事実を見ております。一方、Bはテレビを見て、水位がまだ低い「3時間前の」事実を受け取っております。
両者が「川の現時点の水位」と言う客観的な事実に対して認識が違う事で、お互い相手が間違っていると考え譲らず、結果として意見が分かれます。

こちらの場合の解は簡単です。
客観的な事実は1つしか存在しないので、お互いが証拠を提示し、証拠のより充分だったり強固な方が意見を通せばいいのです。
例の場合ですと、AがBを窓辺まで引っ張って窓を開けて直接現実を見せればよいのです。

主観的な評価点の相違

現象例

A「ピザ食べたいんだけど、何がいい?」
B「パイナップルピザ」
A「えー?そんな甘ったるいの何が良いの。こっちのスパイシーミートにしようよ」
B「甘くて何が悪いんだよ。俺はこっちが食いたいんだよ」

…何故こうなったかと言うと、Aは辛党であり、Bは甘党だからです。
Aにとっては甘い物より辛い物の方が好き(評価が高い)であり、Bはその逆です。なので、お互い自分の評価基準で「良い物」を選んでいるだけなのです。

こちらのパターン、解が無かったり難しかったりする事が多いです。
人の価値観という物はその人の経歴環境により形成されている事が多く、一朝一夕で変えられる物ではありません。
そこから出てくる「評価基準」もまた同じです。

故に、このパターンに解がある場合、それは殆どの場合両者の妥協を伴います。
例えば:
A「今回はパイナップルピザにするけど、次はスパイシーミートにしてね!」
等。
或いは
B「お互い好きな物頼んで食おうぜ」
等。

ただ、世には
「一切の妥協をしない」
「私は絶対に正しいので譲る必要はない」
と言った考えの方もいらっしゃいます。
その場合は議論しない以外の選択肢は残らないかと考えます…