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病気なんてするもんじゃないな

コロナになってしまった。

発症した日の朝はなんか体が痛くて、でも熱は特に無かったから寝違えた程度かななんて思ってた。花粉症のせいで元から鼻は詰まってたし目も痒かったし、体調が悪いのが自然だと思ってここ2週間くらい過ごしてたからなんてことないはずだった。
その日は元から在宅予定だったし普通に昼過ぎまでは仕事してた。
15時くらいから徐々にキツくなってきて体温を測ったらいつもより1℃だけ体温が高かった。
「病は気から」とは良く言うもので、いつもより少し数値の高い体温計を見るだけで心まで蝕まれていくのだった。

まあそこからは保健所や行政を頼りながら、自宅療養生活と進んでいった。コロナ陽性疑いになったときのクリニックの方や調剤薬局の方たちにとって、僕は恐ろしいもの扱いをされているなと感じた。
無論これに異議を唱えるわけはないし、仕方がない。僕ももうその頃には自分という存在が恐ろしいことに気づいているから、腫れ物扱いされることはなんてことない。ただスムーズに唾液を取り出して提出し、受診料もなるべくお釣りが出ないように出すことくらいしか協力できなかったことが申し訳なかったなと感じた。

そこからは体温がとことん上がる一方、解熱剤を飲んで寝ても起きた頃にはまた熱が上がっていた。最近は夢を見ているのか現実を見ているのか良くわからないことが多かったけれど、現実では体がキツくて、夢の中では心だけがキツかったからうまく現実と夢の境目を捕まえることができた。

コロナになる前は、仕事を休めるしその期間に溜まってたアニメでも一気見しようなんて思ってたけど、全然そんな感じで楽しめなかった。一応呪術廻戦は見たけれど。解熱剤が切れるとすぐに体は重く熱くなるし、何より僕は前述の通り、この時期に花粉症を併発してるから寝ても覚めても鼻詰まり。花粉症の薬に解熱剤に咳をしずめる薬、、混ざりすぎてダウナー入らないか心配なくらい、元から病んでるから問題ないのですが。

咳をしても、ポカリを飲んでも、汗の染み込んだシーツを洗っても一人ってのは寂しいね。この寂しさはなにで埋めることもできなかったね。
業務連絡じゃない、心と心の交わりが大事だよね。しばらくは対面で人に会うのは懲り懲りだ、、


明日から一応在宅で仕事を行うらしい、リハビリみたいなものだ。
あっという間のお休みだったな、、




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