楽しそうに仕事をしている経営者の共通点① 「人生理念と経営理念が統合している」No.604
先日は人生理念について書かせていただきましたが、今日は経営者向けに経営理念と人生理念の話をさせていただきます。
個人でも人生理念が定まると、判断の際に迷いがなくなり楽に生きられるようになり、QOL（人生の質）の向上につながると書かせていただきました。
個人が人生理念に沿って判断するのと同じように、会社でも経営理念があり経営理念を基準に会社の判断が出来るようにしていなければいけません。
また経営理念で大切なのは会社に経営理念がある事ではなく、その経営理念が使える状態になっている事です。使える状態とはただ全員で毎日唱和しているのではなく、メンバー全員が理念に沿った行動をとっているということです。
経営者だけでなく、メンバーが何か判断に迷ったときに理念に沿って判断できるようになっていると、とても強い組織になります。というのは、何か問題があった時も都度上司に相談しなくても、自分たちが理念に沿って判断することで皆が同じ基準で進むことが出来ます。
また判断だけでなく、メンバーの評価も数値目標だけでなく理念に沿った行動が出来ているかという、人間性の評価も明確に出来るようになります。
また、ここで大切なのは経営者の人生理念と会社の経営理念の整合性です。経営者の人生理念をそのまま体現するのが経営理念であれば、経営者としてブレが無くメンバーも安心してついていくことが出来ます。
例えば、個人では愛・親切・奉仕と言っていても、会社では利益追求・効率優先・不眠不休などをうたっていては行動が破綻してしまいます。
経営者の想いと会社の思いを一体化させた理念があり、その理念に沿って判断することがこの時代には求められています。
またメンバーもその理念に共感し力を合わせられるよう経営者がしっかりと想いを伝え、自分自身が実践する必要があります。
そんな経営者の方でも経営理念は有っても人生理念が決まっていないという方もいらっしゃいます。まずは自分の人生理念を明確にし、何のために生きているのか、それを会社という器を通して何をしたいのかを明確にします。
また、人生理念と経営理念に大きな溝が生じているようであれば経営理念を修正し、自分の想いが実現できる会社にしていきましょう。
私も以前は人生理念と経営理念が統合されておらず、仕事でやりがいを感じられない時がありました。
今は人生理念と経営理念が明確に合わさり、充実した毎日を過ごせるようになりました。この充実感を味わっていない経営者は本当にもったいないと思います。
経営者は人生理念と経営理念を合わせて取り組むことで人生が充実し、幸せな人生を送る事が出来ます。
あたりまえの話ですが、経営者自身が実現したいと思っている事を、会社を通して実現していくので、経営者にとって仕事がわくわくして楽しいことになります。
人生理念や経営理念が明確で無いという方は一度向き合ってみてはいかがでしょうか。
経営者でないという方も、自分の人生理念を明確にして迷わない毎日を過ごしていきましょう。
今日の一言
経営者は人生理念と会社の経営理念を統合する
成長するための実践行動
自分の人生理念を明確にする
人生理念が明確になればそれに沿った経営理念を作る
経営理念を社内に浸透させ使える経営理念にする
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