見出し画像

曲を完成させられないのはアレが足りないから【簡単&確実な作曲法】



作曲を始めた頃、人の影響を受けないように、極力ヒット曲を聞かなかった黒歴史を持つダサメロンパンです。



インターネットの発達により、作曲に関する情報がいくらでも入手できる時代になりました。

一昔前なら、プロの現場でないと教わらないであろう有益な情報を無料で知ることができる、そんな時代です。

しかし、情報が乱立し、誰でもDTM情報にアクセスしやすくなったが故に、かえって初心者にとって曲を作るハードルがすごく上がってしまった感があります。

それは、プロ級のクオリティじゃないと発表できない、というハードルです。

僕自身、ここに躓いたために10年以上曲ができなかったのですが、そこを突破できたのは、あることを知ったことがきっかけです。

それは、プロも含め曲を作っている人は皆、コピーをしているという事実です。


曲を完成させる上で、コピーは非常に有効です。

しかし、多くの初心者は、かつての僕のように、「コピーはパクリだから悪いこと」「コピーしすぎるとオリジナリティを失うからやらないほうがいいんじゃ?」と思いがちです。


そこで、今回は作曲初心者がオリジナルを作る上で、なぜコピーがオススメなのか、その理由を解説したいと思います。

それでは行ってみましょう!
(この記事は6分で読めます)

なぜコピーがおすすめなのか



曲のコピーとは、自分の好きな曲を再現することです。


楽器演奏においては演奏を真似すること。DTMにおいては自分の環境下で曲を再現することです。

では、なぜ、オリジナル曲を作る上で曲のコピーが有効なのか、その理由を説明します。

曲づくりに挫折する理由


曲作りに挫折する理由は様々ですが、概ね以下のようなものが挙げられます。

メロディに悩む:メロディがキャッチーにならない

コード付けに悩む:音の響き、流れに違和感がある。不快感がある。

サウンドが決まらない:どんな音を選べばいいのか分からず迷う


市販の曲、有名曲がなぜ聞かれるのか、考えてみたことはありますか?



それは、これらのメロディやコード、展開、サウンドなどの各要素が高水準でまとまっているからこそ、聞いた人の耳に残り、何度も聞きたいと感じるわけです。


作曲するからにはそういった曲を自分も作りたい、と誰しも思います。

そのため、音楽理論や動画を見てDTMスキルを学ぶ訳ですが、いざ自分のオリジナルを作ろうとすると、それらの知識をどう組み合わせればいいかが分かりません。


その結果、偶然やひらめきに頼ることになります。


それが上手くハマればいいのですが、センスがある人は別として、大抵の場合いつまでたっても納得いくものにならず、完成できないという羽目になります。

これが曲ができない原因です。


初心者は、どう知識を組み合わせて、オリジナル曲にするのか、という”落とし所”が分かりません。

知識を入れると、アレも使いたい、コレも入れたい、という意欲ばかり増えます。その結果、絞る事ができないため、曲がごっちゃ煮になります。


一方、プロの曲を分析してみると、メロディもコードも構成も、意外なほどシンプルだったりします。


それは、大事なポイントにリスナーの意識を向けてもらうためです。


しかし、初心者は曲を完成させる、という経験値がないので、不要な要素を削れず、曲をまとめる際の落とし所がつかめません。



そのために一番手っ取り早い方法が、”一曲を丸々コピー”という方法です。


コピーはやった方が良いレベルのことではなく、むしろ、「コピーをしないと曲はできない」と断言してもいいです。


なぜコピーしているとオリジナルができるようになるのか



僕は、単身赴任になってから、料理をはじめました。外食は値段も高い上に、栄養が偏るからです。

最初は、クックパッドを見ながらの見様見真似です。料理レベルで見栄を張ってもしょうがないので正直に言いますが、できる料理は野菜と肉のスープ煮とか、そんな簡単なものしか作れないです。

今までほぼ料理をしてなかったので、最初は大変でした。玉ねぎを切るのも人参を切るのも時間がかかりました。でも、毎日のようにそんな料理を作っているうちに徐々に慣れてきて、手早く調理ができるようになってきます。

ある時、鶏肉の生クリーム煮を作ろうとした時、鶏肉が手元にない時がありました。

わざわざ買ってくるのも面倒、と思い、たまたまストックしてあった鮭の缶詰に変えて作ってみたところ、十分美味しい料理ができました。

それまで、レシピ通りに作らないと美味しくなくなる、と思いこんでいたのですが、レシピから外れても、美味しい料理が作れるということに気づきました。

料理が得意な人から見れば、そんなのオリジナルとは言えない、というツッコミがあるかもしれませんが、簡単な料理ではあっても、自分にとってはこれはオリジナルの料理です。



そうやってレシピ通りに料理を作ってみる、という経験を積んでいるうち、料理が楽しくなってきて、ちょっと組み合わせを変えるだけで、いつの間にか、オリジナル料理を作ることができるようになります。


それと同じで、曲をコピーすることで、最後まで作り切る、という成功体験ができ、作曲力は上がっていきます。


好きな曲をコピーしているうちに、「こういう時はこういうパターンが多いな」とか、どう組み立てるかのアイディアが浮かんでくるようになります。


例えば、コードだけ変えてみるとか、メロディだけ変えてみるとか、ドラムの音を変えてみようとか、などですね。


既存のアイディアを、どう組み合わせるか、その組み合わせ方こそ、オリジナルの作品づくりということです。


また、曲をコピーするのは楽しいです。やってみたら分かります。自分の手で好きな曲が自分の環境で再現されていくのは、めちゃくちゃ楽しいです。


楽しいから続けられる、というのもメリットです。

まとめ



以上、オリジナルを作る上で、なぜコピーがオススメなのか、その理由を解説してきました。

まとめると、次の3つになります。

・曲を完成する経験を積めて、曲作りの落とし所が分かる(自信)

・曲を作るスキルが自然に身につく(スキル)

・楽しい(モチベ)



この3つがコピーをおすすめする理由です。


曲をコピーする方法については、別記事でも解説しているので、興味があればぜひ覗いてみてください。





コピーすると「聞いているだけ」では分からなかった曲作りのポイントが体感として味わえますよ。

ぜひ実践してみてください!

********************
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます!

少しでもあなたのお役に立てたら嬉しいです!

スキ、いいね、フォローをポチッっとして頂くと
今後の活力になります。

あなたのDTMライフの参考になれば幸いです。
********************

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?