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ハーレーダビッドソンが人気な理由

はじめに

まず筆者の私は、国産アメリカンのドラックスター400を所有しておりハーレーに強い憧れを持っている。将来的にはハーレーを所有し、チョッパースタイルで乗り回したいと考えている。

ハーレーの今まで

ハーレーは110年以上もの歴史を持つキングオブアメリカンメーカーであり、世界恐慌を生き残ったアメリカの2大オートバイメーカーである。その中で、ハーレーのエンジンは時代とともに進化している。エンジンの見た目ではそこまで変化してないと思われがちだが、細かい改良とともにパワーと静寂性を向上させている。

代表的なエンジンを軽く説明する。まず、ハーレーの中で最も息の長いエンジンが「フラットヘッド」だ。1929年から1974年に登場したDモデルで、サービスカーと商業用のトライクを含めると1973年まで生産されていたエンジンだ。構造がサイドバルブエンジンのため、ヘッドの裏側にロッカーアームやバルブが無く、平らになっていることから「フラットヘッド」と呼ばれている。さらに、アメリカ陸軍の軍用車両として第二次世界大戦で使用された経歴を持つ。次に、ハーレー初のOHVエンジンでヘッドカバーがこぶしを握り締めたような形状から「ナックルヘッド」と呼ばれている。1941年から1947年まで生産されており速度テストでは220km叩き出した。厩舎好きには今も愛されているハーレーのエンジンだ。

次に、1948年から1965年に搭載されていた、いまでも人気のあるエンジンだ。ヘッドカバーの形状が、まるでフライパンを思わせる形状から「パンヘッド」という愛称で親しまれたエンジンだ。「パンヘッド」は初年で製造された唯一のスプリンガー装着車両があり、通称「ヨンパチ」と呼ばれ」ハーレーフリークスの間では、今なお高値で取引されているレアモデルだ。(ハーレーフリークスとはハーレーマニアのこと)

次に、アメリカでよく見かける巨大な耕作機(ショベル)にエンジンのヘッド部分」がよく似ていることからショベルという名前がついた。1966年から1969年までは「パンヘッド」の腰下を流用していて、通称アーリーショベルと呼ばれていた。そして、1970年からはクランクケースが一新され、ジェネレーターからオイルネーターに発電方法が変更された。このころからキック方式からセルモーター方式での始動が主流になった。「ショベル」はカスタムベース車として今でも人気の高い車両だ。

左からフラットヘッド・ナックルヘッド・パンヘッド・ショベルヘッド

ハーレーと日本車の価格比較

一般的にバイクの価格といえば高くても70万円位となっているが、ハーレーの場合は軽く100万円超える商品も多々ある。中には300万円以上するものもあるので初心者には高嶺の花と言える。日本で購入する時は輸送費や税がかかる理由もあり必然と高くなる。

上の表は大型バイクを新車で乗る際にかかる金額だ。それぞれの会社の中で最近発売されたバイクの中で一番価格が低い大型バイクを選び比較したが、ハーレーはヤマハやホンダと比べても約2倍の差がある。ハーレーは大型バイクだから高いと思われがちかもしれないが実際は大きさ関係なく、ハーレーブランド自体が他社より高いことがわかる。

人気の理由

まずハーレーというと何を想像するでしょう。多くの人は「でかい、高い、アメリカ、エンジン音」と考える人が多いと思う。実際ハーレーを所有し、乗っている人は「でかい、高い、エンジン音」の全てが好きで憧れているから数あるバイクの中からハーレーを選んでいるのかもしれない。私が個人的にハーレーに乗りたい理由はエンジンの鼓動を感じたいからだ。

国産車では出すことのできないエンジンの鼓動はハーレーでしか出せない。国産車で出そうとすればカワサキのバルカン400が一番近い音を出せるが、それでもハーレーに「一番近い音」でしかないのだ。ハーレーはアメリカンらしいサウンドが心地よく聞こえ、アメリカン好きはハーレーを買おうと思わせている。

5A分析

ハーレーはどのように認知され、消費者に憧れを持たせているのか5Aで分析していく。5Aとは、コトラー教授が提唱する、接続性時代における消費者の購買プロセスのことを指す。そして、認知(Aware)・訴求(Appeal)・調査(Ask)・行動(Act)・推奨(Advocate)の5つの頭文字をとって『5A』と呼ぶ。

5Aを通して私は認知が大切だと考える。そこで2001年生まれの私は何に影響を受けハーレーに憧れを持つようになったのか分析していく。

ハーレーと言われて、私がすぐに思い浮かぶのが『ターミネーター2』で登場したファットボーイだ。シュワルツネッガーが演じるT–800がハーレーに乗る姿は今みてもかっこよく男として憧れる。

その他にもEsayRider(イージーライダー)SONSOFANARCHY(サンズオブアナーキー),BloodFather(ブラッド・ファーザー)など多くの映画やドラマに登場している。

まとめ

ハーレーは男のロマンや憧れとよく言われるが全くその通りであることがわかった。実際にハーレーは、所有者の幼少期にハリウッド映画に登場するなどして、強くブランドを押し出すことに成功している。幼少期からの憧れは記憶に根強く残り「いつか乗ってみたい」と憧れを持つようになっている。ハーレーが高くても人気な理由は憧れが影響していることがわかった。また、ハーレーに乗り街を走る、ハーレーに乗り田舎道を走る、ハーレーに恋人を乗せる、ハーレーに子供を乗せる、といった日常のライフスタイルをハーレーと一緒に過ごす憧れは男なら誰もが体験してほしいと考える。

参考文献

https://元ヤンナオ.com/harley/engine.html

https://loveharley.net/harley-diary/harley-dvd.html


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