静岡から分散化社会を考える

静岡県浜松市出身で三島市に居住している神田です。東京大手町でイノベーション施設ラボ館長してます。まずは出身と現在の居住地に関する自己紹介から。

出身地と居住地の静岡県について

静岡県をよく知っている人は分かると思うけど、静岡は横に長く文化圏・経済圏が違う。wikipediaにもある通りだけど、私見も加えると下記のイメージ。

・西部:浜松市を中心とした工業が中心の経済圏、名古屋文化に近い
・中部:静岡市を中心とした港や商業などの経済圏、空港もある
・東部:富士、沼津、三島、裾野、御殿場など工業や商業などの経済圏、医療も
・伊豆:東京からの観光を中心とした経済圏、別荘地もたくさん

https://ja.wikipedia.org/wiki/静岡県の地域

新幹線通勤歴15年、テレワーク歴10年

社会人になってから5年間は東京に住んでたけど結婚を機に三島に移住。現在の勤務地は東京大手町、半年前に転職したが、以前の勤務地は豊洲でかれこれ15年間の新幹線ツーキニスト。通勤時間は2時間程、うち1時間は座れて仕事もできる、新聞・本も読める(最近はタブレットだが15年前は毎日新幹線ホームで日経新聞を購入してたっけ)、寝れるし、家と仕事の切り替えのスイッチにもなるのであまり苦はない。ただし飲み会で終電を逃さなければだが。過去に10回くらいは終電を逃している気がする苦笑。乗り過ごしも数回、終電は三島止まりなので酔ってても大丈夫なのだが1本前に乗ると危ない。

最近はコロナウイルスの影響で4月から1ヶ月半テレワーク中、新幹線に乗っていないが切り替えスイッチは庭にテント張って出勤するなど自分の中でもリズムが出来た気がする。前職時代からテレワークも推進していたのでかれこれテレワーク歴は10年くらいだろうか。

当時はテレワークもめずらしく新聞社から取材が入ったことも。娘が小さいのが懐かしい

また前職時代からいわゆるスタッフ職で企画の仕事が多いのでテレワークでも仕事は回る。人に会えないのは辛いところだが、昔からオンラインミーティングツールのskype、webex、teams、zoomは海外や地域とのミーティングではよく使ってたし、ここ数ヶ月、世の中もツールを使うことが普通になり、人に会って話をする、ミーティングするのはテレワークでも問題ないように感じる。今担当しているラボの運営の仕事はオンラインのみでは課題もあるが。

分散化社会が進むのか

知り合いの静岡移住相談を担当している方いわく、コロナの影響で移住の相談は増えているらしい。都市で密集することのリスクが浮き彫りになったかたちだろうか。移住歴15年、テレワーク歴10年の私からすると、この流れは加速するように思う。なぜなら15年間このスタイルで仕事してきたしそれで回ってるので。働き方の変革やパラレルキャリア、個の影響力など注目されているが、職種によってはプロジェクトべーの仕事が更に推進するだろうし、ミーティングだけのために集まる必要も無くなるだろう。

特に静岡東部は東京からのアクセスもよいし、企業も集積しているので、移住まではしなくともプロジェクトベースで長期滞在で仕事をする人が増えるのでは。伊豆は冒頭にも書いたとおり別荘も多く、テレワーク別荘族も既に存在してる。静岡西部も同様に名古屋からの人の流れが加速するのではないか。
アフターコロナを考えると震災以降、徐々に現われていた地域と都市の関係性が一気に大きく変わる節目にあるように思う。静岡を未来ある地域にしていくチャンスだ。

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