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憧れのクローゼット

今回引っ越すにあたって、
私が一番こだわったのはクローゼットだった。

何だか自分でも分からないけど、
クローゼットがある部屋にどうしても住みたかった。

そして洋服ダンスを処分して、
クローゼットから出かける時に服を選ぶ。

ハンガーにかかった洋服を選ぶのに、
クローゼットでも洋服ダンスでも同じでは?

私も、心の片隅ではそう思った。
けど、本能がクローゼットを求めていて、
こればかりはどうしても!
だったのである。

ミニマリストには、間違いなくなれそうもないと
早々に諦めた私だが、引っ越しをしたかったのは
強制的に荷物を減らす事を自分に課すため。

いよいよ具体的になってきて、そう思えて来た。

これとこれを持っていくから、それに入る分だけ。
の前に、これとこれも持っていける?状態。
持って行ったとしても、入口から入るのか
分からないくらい、私の持っている家具は
長年使っている大型の物ばかり。

縁側を開放すれば、何でも運び出せそうな今の家で
その大きなものは置いていかなければいけないのだ。
ついでにもう今までの色々もこの際置いていく。
無理矢理ではないけど、突き動かされる感じ。

多分引っ越しにかこつけて、スッキリしたかったのだ。
何故かはこれも分からない。
自然とそうなったとしかいえないのだけど、
人との付き合い方も、物事に対する考え方も、
急にこの1年くらいで変わって来た。

誰に何か言われたでもなく、本当に自然に。

コロナの影響で、人と会えなかったのもある。
これから大事にしていきたい物が
見えてきたのだろう。

本当に繋がっている人や物は、
何もしなくても何故か途切れない。
連絡を取らずにいても、どちらからともなく
時期が来ればまた繋がったりする。

クローゼットに使う予定のハンガーを揃えながら
そんなことを考えていた。
処分する時は、お礼を言ってからゴミ袋へ。
お財布を捨てる時にそうしなさいと
祖母から言われたのが他にもしてしまう。

親より、祖父母に言われたことの方が
何故か抜けないでやっている。
不思議だな。

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