accept
否定も肯定もしない。
大人たちが与える"条件づけられた愛"(この場合わたしにとってそれを愛とは表現できないが便宜上そう呼ぶ事象)によって構成されたこどもたちの中で、偶然にもその条件を満たすことができ、それと引き換えに"愛"を得たものたちだけがヒエラルキーのトップに立つ事ができる。
条件を満たせなかったこどもたちはどうだ。大人たちには愛を与えられるどころか、勝手に失望され、元来持っている生きるものに対する"無償の愛"を邪険に扱われ、奪われる。"条件づけられた愛"を与えられているこどもたちにも同様の扱いを受けるだろう。与えられないこどもたちに自分の居場所を造る腕力なんてない。ただ目を閉じ、意識だけを外に逃す。
大人たちの示す愛を得る為の条件はその日の気分次第でどんな形にもなる。いやに可変的でガサツだ。こどもたちはただただ愛に触れたいだけなのに、条件のハードルがそれを邪魔する。幾重にも重なった条件が"愛"を遠くに追いやる。
いずれこどもたちからは見えなくなるまで。
"条件づけられた愛"(この場合わたしにとってそれを愛とは表現できないが便宜上そう呼ぶ事象)
それは絶対に"愛"などではなく、洗脳であり、交渉であり、脅迫だ。
条件を満たせた子供たちはどうだ。条件を満たすことと引き換えに得られた"愛"は、自分を満たし、幸福にしたのか。
いずれ大人になった日に、こどもたちにどんな条件を示して、どんな形の"愛"を与えるだろう。
わたしは、あなたを無条件で愛しています。
否定も肯定もしない。
ただ在るあなたを愛しています。
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