冬の華 澁谷俊彦展
澁谷俊彦さんの展示をにちげつのお隣、創星庵で2024年12月24日から29日まで個展「雪の華」開催してます。
スノーパレット、確かに置いてあるのは気が付いていたのですが個展が始まって澁谷さんの解説をしっかり拝聴するうちに札幌らしい現代アートだと気が付きました。
都市空間と自然の距離が近いから出来る事。
たんぽぽの蕾を採ってきて綿毛になるものを育てる。
なんてあまりやらない。
蕗の薹の綿毛なんて気にしてなかったし、
シュウメイギクの綿毛があるのもしらなかった。綿毛が開くのは初冬で30分のショーなんだそうです。
雪が降りそうだからあわてているように綿毛になる。
ガガイモの綿毛なんて壁にかかっていると鋭い翼を広げて遠くに飛ぶような形をしているようですね。
雪がスノーパレットに積もって短い時間で連山みたいになったりするとじっと見つめているうちに空ばかり見上げている。
ちょっと急いで生きているのに気が付かされる。
雲が色々な形になって、ブラインドに雪がちらほら映って。
冬って季節が美しく、晴れた日ばかり愛でてないで、
花ばかりじゃなくて、途中の工程や結実も大事で
栄養豊かな実りある人もいるけど、
そうじゃない人だってそれなりの良い人生なんだとか
見ていると色々感じてしまいました。
種とか雪とかもともと好きだったものが、澁谷さんの解説を聞きながら見ると世界が一気に飛躍する感じがしました。
29日まで無料の展示です。
にちげつでお茶を一服しながらスノーパレットの展示を見てみませんか?
循環する自然を、スノーパレットに積もっていく雪を感じて。