2015秋ドラマ「テディ・ゴー!」・「いつかティファニーで朝食を」

深夜ドラマは、ふたついっぺんに書いてしまいましょう。
ていうか、書くことがさほどないので簡単に。

まず、不気味なクマの編みぐるみ、「テディ・ゴー!」でございますが、主演の森川葵は非常にかわいいです。元気がよくて、自分の体の使い方をよくわかっている方だと思います。女優として息の長い仕事ができる人だと思います。

ドラマに関して言えば、一体全体どこを向いて作っているのか謎のドラマです。漫画原作らしいですけれど、死んだ刑事の亡霊がクマの"編みぐるみ"に宿っています。ぬいぐるみではありません、編みぐるみです。それもなんかまあ、かわいくないというか、色もブルーだし、愛嬌もないというか……。なんだろう、キャラ作りでこれでいいと思ったのかなあ。編みぐるみの限界? いや、そんなことはないはずだ。
哀川翔がクマのぬいぐるみのアテレコをするんですが、これがまあ、はっきりいうとへたくそっす。もとから一本調子のしゃべり方なのに、さらに表情のない無機質なものに命を与えようなんて無謀この上ない。明らかなキャストミスです。

まあ、ざっくり言いますと、「なんで作った?」と言いたくなるような初回でございました。
ええ、継続はしません。

「いつかティファニーで朝食を」ですが、これはもう漫画で読んだ方がいいです。主人公たちの悩みやとまどいや生き様をビジュアルで表現するのはとても難しいですね。まして朝飯食って解決する程度であるのなら、お嬢ちゃん達はかなりお気楽な程度の悩みでしかないのでしょう。
いやいや、別に否定しているわけでもなんでもありません。
おいしい朝ご飯を食べて、一日の活力とし、生きていく力を蓄えようと、そんな前向き女子たちのオサレドラマでいいんじゃないでしょうか。王様のブランチでやれよってな感じですが。

まあ、夜中においしそうなご飯を見せて、世の中の深夜族を悶絶させるというもくろみでありましょうけれど、さすがにおしゃれ飯は、深夜族にはそれほど響かないでしょう。やはり孤独のグルメぐらいやらないとね。

トリンドル玲奈は、女優としてとてもチカラがあると思います。たぶん、頭のいい方なので、どんな役でもそつなくこなしていくでしょう。だけど、もう一つ彼女の持ち味というか、アクが出てこないと、なかなか使いどころが弱いという気がします。私がPなら主役には配置しないかもしれません。透明感が半端なくて、向こう透けてみえてしまうもの。

残念ながら、こちらも継続はなしです。

ざっくり漫画原作2本でした。

あ、悪口じゃないよー。

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