2015秋ドラマ:「コウノドリ」

すでに2話目が放送されてしまったのですが、綾野剛の「コウノドリ」です。

漫画原作です。なんとまあ、漫画原作の多いコトヨ。どこ見ても原作のあるものばっかり、オリジナルストーリーって書ける脚本家はもういなくなってしまったの? それともオリジナルをつくってスポンサーを確保できないぐらいに営業はヘタレてしまったの? いや、自信のあるオリジナルストーリーを作ることができなくなってしまったの? それだったらとても悲しいことだなあ。
脚本家はどんどんリライトするばっかりになってしまって、新しい物語を作り出すことができなくなるなんて、悲しすぎるよね。

とまあ、軽く脚本家の未来を憂いてしまいますが。

原作は未読ですが、変な髪型の綾野剛。とても静かで冷静で、でもおかしなキャラです。
隠れてピアニストをやっている産婦人科医。なぜピアニストをやるのかというのは、1話では見えてきませんでしたが、今後お話として展開していくのでしょう。ピアニストの綾野剛も変なカツラをかぶっています。まあ、ルパン三世の実写版でも変なカツラをかぶっていましたので、変な髪型には抵抗がないのでしょう、綾野剛は。

医療ドラマなのですが、産婦人科ということもあって、それほど取っつきにくい部分はないと思います。
が、いつからドラマは専門用語を何の説明もなしに平気で使うようになったのでしょうか。「オンコール」なんて言葉は何の説明もなしでもお茶の間の皆さんは理解できているのでしょうか。そういう世の中なのでしょうか。別に「オンコールがあったから」ではなく「病院から呼び出しがあったから」でよかったのではないでしょうか。まあ、オンコールのほうがかっこいいかもしれないけれどさ。ドラマの流れを見ていれば、不明な言葉が出てきてもなんとなく理解はできますが、医療ドラマオタクの私からしてもあまりにも不親切に医療用語を使いすぎているような気がします。
以前、フジのドラマで最先端医療を扱った「ラストホープ」では、さすがに最先端医療だったためか、画面の下に用語の説明がテロップで出ました。この手法は非常によろしいと感心したのでありますが、せっかくの地上デジタルなのですから、デジタル放送で用語解説などなさったらいいのではないでしょうか。それか、もっとわかりやすい言葉で視聴者にもすんなり入れる台詞回しに変えるということも考えていただけたらと思います。

まあでもね。医療用語をばんばん使うから、現場感が出るし、リアリティも出てくるのだと思いますよ。ただあくまでもそれは、医療関係者同士の会話であって、一般の人に話すときにも同じような用語を使うというのは、あまりいただけないなと思うのであります。それこそ言い回しを変えるとかできるわけで、それをしないというのは、ただの手抜きですよ。

なんかドラマの本筋とは離れてしまっていますが。

実は、このドラマに関してはあれこれ言うことが見つからないのでありますよ。なんというか、つかみ所がないというか、何を視聴者に見せたいのかとか、そういうものが1話では見えてこなかった。録画してある2話目も見なきゃないとは思っていますが、綾野剛のあのおかしな髪型と、吉田羊の鼻につく「私は吉田羊なんだから」演技が我慢できればの話ですが。

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