2015秋ドラマ:「無痛~診える眼~」

さて、秋ドラマ始まりました。初っぱなからいきますよ!

医療サスペンスはワタクシの大好物でございます。その昔、ロビン・クックを読み倒し、マイケルクライトンの医療ものや、パトリシア・コーンウェルの検死官シリーズなどなど……そりゃもう若かりし女子が読む読み物ではないようなラインナップで本棚が埋め尽くされていったのでありました。

トシと共にどうにも活字離れが進んで、本をゆっくり読む時間もなく、新しい作家の開拓などもしていないので、原作の久坂部羊は、名前は知っているモノノの、読んだことのない作家でございました。

医療ミステリーというものは、つくる側としては非常にやっかいなものだと思います。間違った情報を視聴者に伝えるわけにはいきませんので、医療用語や症例、施術に関する裏付けや、実際に使用する専門用語ありの台詞回しなど、細かい検証が必要になってくると思います。脚本の方のご苦労が忍ばれます。
しかし、その苦労も優れた原作であればあるほど、割と簡単にクリアしていくものなのではないでしょうか。作者が現役の医師であるということから、かなり現場感はあると思います。

さて、主人公の「病が診える」医師に西島秀俊でございます。良いじゃないですか。無精髭で一癖ありそうな感じがよく出ています。同じ能力があるのではないかと思われる病院長に伊藤英明。クールな感じはいいんですけれど、体鍛えすぎ医師ですねwww こんな胸板の医師は見たことないですわ。刑事役で伊藤淳史、始め伊藤淳史はなんかの医師役だと思ってましたが、それはバチスタのイメージが残っていたからでしょうか。熱血刑事役……なんかしっくりは来ませんが、そのへんは演技力でカバーしていくことでしょう。
このドラマに関して言えば、キャストはちょっと浮いている浅田美代子以外は、まあしっくりきているかなという感じです。

とにかくまあ、原作の久坂部さん、一気にこのクールでドラマ化2本です。私も含めて日本人は医療もの好きなんだろうなと。ただ、それは自分のこととして見ないで、あくまでも『テレビドラマの中の話』として見ているから楽しめるんだろうなぁ、実際に自分がこういう病とかに冒されたら、普通に見てられないもんだろうなあ……とぼんやり思ったのでした。

もちろん、継続いたします。


ワタシ的継続率:100%

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?