心の音を歌にする
幼い頃からずっと曲が頭に浮かんでいた。
ずっと会話ができない子だったのだが、それは言葉が音に聞こえていたからだと大人になって気付いた。
人と違うことに気付いて幾分楽になった。
その後、頭に浮かんだ曲をすべて録音し始めるようになった。
録音するとモヤモヤが晴れるので自分にとってはガス抜きに近いものがあった。
ほぼ毎日なので、テープは段ボール数箱にも及んだ。
しかし、そのほとんどは、いろいろあって紛失してしまったが、そんな生活を約20年以上続けるとはまさか思いもしなかった。
若かりし頃、バンドを組んでいたことはある。
鼻歌で作った曲を何曲が形にして披露したこともある。
けど、それはほんの1、2年の話だ。
バンド解散後は、もう歌うことはないだろうと思いながら、単なる日課として歌を録音するという生活を送っていた。
それが、ひょんなことからある人に知られ、歌ってみないかという話になり、とりあえずこのサイトを作ってみることになった。
正直、あとで聴いてみたら本当にどうでもいいようなものもたくさんあるのだが、心の中で鳴っている音を歌にするだけなのだから、本来良いも悪いもないのかもしれない。
ただ、聴き手がいるとなると若干話は違ってくるので、せっかくの機会だし頑張ろうかなと思っている。
とりあえず歌詞と音源があれば良いのだろう。
この活動を通じて、同じように苦しんでいる人がいたらぜひ話してみたいものだ。
※この話はどこまでが真実でどこまでが虚構なのかの境界線を無くして読んでいただけるとありがたいです。
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