北風と太陽
保育園から研修動画を頂いて、朝からバタバタしながら耳だけでお勉強。
今回のテーマは『愛着障害』。
聞きながら、最近ちょっと困り感のあるRちゃんが思い浮かんだ。
保育士の指示はたぶん全部分かっていて、たぶん全部やろうと思えば、出来る。ハズ💧
たけど、聞いていないふりをしたり、みんなが移動していても常にボーッとして1ミリも動かないし、
絵本の読み聞かせ中もみんなが座っている後ろでゴロンゴロンと転がっている。
だからいつも、「早く、早く!」「急いで!」
「まだ〜?」「みんな行っちゃったよ〜😩」の
オンパレード。
そんなやりとりだけになってくると、一日のほとんどで喋らない子になっていた。
他にも大変な子が多くてどうしてもゆっくり一人
ひとりに時間掛けられずに歯がゆい毎日。
そこで。
『愛着障害』の対処法を試してみることに。
1.その子の絶対的な安全基地となる。
2.常に目で追う。
(こちらの表情を見ようとした時に必ず目を合わす)
3.喋りかけられる前にたくさん喋りかける。
まぁ、クラスには30人の子どもたち。
たった一人だけの為には、なかなかこれたけ完璧にフォロー出来ないんだけれど。
でも極力やってみた。
まさに『北風と太陽』。
朝「やってみる!」と決めてRちゃんに挨拶しただけで、もうすでに変化が!
笑顔で「ニャンニャン♡」言い出した。(イヤ、ホントにニャーニャー言ってたw)
私の顔から違ったのかなぁ?
…なんか、いっつもゴメン💧
そこからの彼女の一日は、ふんわり笑顔の一日だった。(まだ何度かは注意されてたけど)
「ミルクもう飲んだよー!」なんて声、おやつの時間には一回も聞いたことなかった。
寂しかったんだね、ゴメンね。
もっともっと付いて回らなきゃいけない子が居て、手が回らない時もあるけれど、目線だけでもいつもビーム送るからね!
日々、北風と太陽を心に留めておこう。