『多様な価値観』を考える
園でのZoom研修。
久保山茂樹先生の講義を受けた。
『特別な支援を必要とする幼児の状態等に応じた計画的、組織的な指導のあり方について』なんて、
難しいタイトルだったけれど、先生が話し始めて、印象がガラリと変わった。
とってもキュートで親しみやすい先生で。
子どもたちの話になると、本当に嬉しそうで。
すぐに話に引き込まれた。
『共生社会の担い手を育む』を
これからの保育の合言葉に。
〜多様性を大切にできる保育を目指しませんか?〜
これが先生のメッセージ。
早くできることだけが素晴らしい?
大きな声で話せることだけが素晴らしい?
友達と一緒に遊べることだけが素晴らしい?
確かにそれも素晴らしいけれど、
ゆっくりじっくりできることも素晴らしい。
小さくても一生懸命話せたことが素晴らしい。
一人で色んな発見をすることも素晴らしい。
その子のやれる事を増やそうと支援する目的が、
「少数派が多数派に近づく事」になっていないか?
クラス運営において、一人ひとりに寄り添った保育が大変だという所までも配慮した言葉掛けもしてくださった上で、きめ細かい気づきをくださった。
パソコンの前で、ひとり泣いた。
『保育者の眼差しを変えてみよう』
評価から共感へ。
全ての保育者が聞くべき講義だと思った。
ただの保育補助のパートだからこそ、
一人ひとりの隣にそっと寄り添える存在でいようと
心に決めた。