Kanatsu

心身が曰く付きの女子大生。身体を壊すまでは描いたり書いたりを熱心にやっていました。ここ…

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心身が曰く付きの女子大生。身体を壊すまでは描いたり書いたりを熱心にやっていました。ここでは主に詩的なものや創作の途中経過を残しています。あとは日常で思ったこと、これから読む予定の本についてとか。

最近の記事

水底から見てみる。

記憶を入れて、その時その時の日常的行動を記憶によって動機づけられ、動き生きる私たち生き物という船はどこへ向かうのでしょうか。 どこか流れる先で進んでいた記憶が滞ってしまった場合はどこに漂流することもなく、鬱屈とした水中に沈んでしまうのでしょうか。 水底に沈みきった船上で見上げたら、底からは何が見えるでしょう。 きらきらと輝く水面から時折こちらを覗く周りの人々? それを見た沈んだ人は何を想うのでしょう。 水中と陸上では物の見え方がまるで違います。 この場合、水中から

    • 新年明けましておめでとうございます

      初投稿日からかなり時間が経ってしまった上に年も明けてしまった…。 今まで小説の方は新作品や投稿作を書いたりしていました。 新作品は鷹の兄弟殺しという生態系をテーマに扱った作品で、サンプルはこれ。 投稿作品は未発表にしておきたいので公開しません。 また新しい自分の本が増えると製本する前からワクワクしています。

      • 戯言

        「ほら、私が書かなくても既に誰かが同じ想いを綴ってくれているのよ」 私が書きたかったものは全部他の人に書き尽くされてしまって。 あれほど本を読むのが好きだったのに。 今では私の中に在るものをこれ以上奪われたく無くて、読書から距離を置いてしまった。 もしかしたらこんなことを思うのは自分だけなんじゃないか……という不安の中、同じ想いや似たような境遇が本に書かれていた事に喜びや安心を感じる人も居るだろう。 嘗て私もそうだった。 本を読むことで"自分は居ていい"と安堵をして

        • 自己紹介がわりに。(ちょっと暗いかもです。)

          少しばかり生きるのが苦しくても、健康な子と自分は同じなのだと思っていた頃。 私はまだなんでも出来た。 私が興味関心を向けた世界の一部は色鮮やかだったし、そこがきらきらと煌めきだすのを見ることだってお手のものだった。 そんな時は握るペン、文字を繋ぎ合わせ文章に組み立て綴る思考が止まず、朝日と共に迫り来る登校時間の事は最早意識外だ。 執筆に夢中でそのまま朝を迎えても、無敵だった私は平気だったんだ。 学校の雰囲気が私にはよく分からなかったし、思春期にもなると恋愛や流行りの

        水底から見てみる。