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役病18 2022. 6. 1 さかしまに

 3月の下旬から増えそうで増えず、減りそうで減らず、日々の新規感染者数は、おおよそ3万から5万の間で推移していましたが、5月になると、やや減少してきました。日本の場合は過去の推移をみると、1月、5月、8月と年に三回ピークがやって来ましたが、5月のピークは避けられたようです。
 
 これはmRNAワクチンの3回目の接種によって、接種2週間後に抗体産生がピークに達してから1か月は、オミクロン株に対して十分な中和抗体価(抗体の適合性と抗体量の総合評価)を維持して、時限的ではあっても感染予防効果を発揮しているからではないでしょうか。
 
 ただ、家の近所の接種会場は2回目接種時には大盛況でしたが、3回目はびっくりするくらい空いています。他の先進国と同様、3回目接種はそんなに伸びないことが予想され、また、接種2か月後くらいから中和抗体価が著しく下がると、今度はmRNAワクチンの免疫抑制効果によって感染しやすくなるので、8月のピークは避けられないのではないでしょうか。
 
 先頃、mRNAワクチンについて、一般の方がどう考えているのか、知る機会がありました。8人の方から話を聞きましたが、その中、mRNAワクチンを2回接種していたのは4人でした。残りのうち、断固拒絶するというのは1人、自営業または学生で、特に理由もなく打っていないというのが3人でした。
 
 素直に打つのが50%、断固拒絶が12.5%、日和見が37.5%となり、少ない母集団ながら、現実の実態を反映しているのではないでしょうか。
 
 打った方に理由を聞くと、仕事の都合上打たざるを得ず、特に抵抗もなかったという方が3人で、3回目も打つということでした。残りの1人は二十代の無職の若者ですが、何も考えず世間の空気に流されて打ったけれど、打っても効き目がないと思うので3回目を打つかどうか分からないと語っていました。
 
 何も考えずに生きているような若者でも、このワクチンに本質的な効力がないことに気づいています。それでも、61歳の公務員の方は、たとえ効果がなく、人体に害があるとしても、周りの皆が打つのなら、自分も打つと語っていました。
 
 ヒトも他の群れる動物と同じで集団とともに行動しようとします。他の動物の場合、トップは集団と運命を共にし、集団の利益のために行動しようとしますが、ヒトの場合は必ずしもそうとは限らず、自らの利益のために自ら率いている集団を犠牲にすることもしばしばあります。
 
 2021年8月に英国政府の諮問機関の医学者がワクチン接種による集団免疫の獲得は不可能だと語った時点までに、各国政府はmRNAワクチンの感染予防効果が極めて脆弱なものであることに気づいていたはずです。
 
 また、2022年4月までに3回目のmRNAワクチンの接種を終えている先進各国は、これ以上の接種は免役システムに悪い影響を与えるとして、4回目のブースター接種は高齢者と基礎疾患のある者に限定すると決定しましたが、この時点までに、各国政府はmRNAワクチンの接種が一度であっても人体に有害であることに気づいていたはずです。
 
 イスラエルで4回目のブースター接種を行っても十分な効果が得られなかったにもかかわらず、高齢者等に4回目のブースター接種をするのは、自己免疫疾患を避けるためです。
 
 免疫機能が回復すると体中に存在するスパイクたんぱく質を攻撃してしまうので、既に弱っている臓器があると、致命的なことになるからです。だから、一般の3回目接種で認められているノババックスのDNAワクチンは、高齢者等の4回目接種には認められず、免疫抑制が発動するmRNAワクチンしか認められていません。
 
 しかし、問題の先送りでしかないため、打てば打つほど、免疫抑制の期間が長引き、また、より多くのスパイクたんぱく質が体中に散らばり、死ぬ確率が高まっていきます。
 
 mRNAワクチンを導入した政治家と医学者は自分達の間違いを認めたがらず、何とか有耶無耶のうちに幕引きを図りたいようですが、巧く逃げ切れるでしょうか。
 
 mRNAワクチンを2回接種した場合、早期に制御性T細胞Tregが誘導されて免疫抑制が6か月間続き、その後はTregの抑制が解除されて、免疫機能は回復に向かいますが、元のレベルに戻るのにどれだけの時間を要するのか、あるいは、そもそも元のレベルにまで戻るのか、はっきりとしません。しかし、このワクチンを打てば打つほど回復には時間がかかると考えられています。この免疫抑制によって引き起こされる症状は、VAIDS(Vaccine Acquired Immune Deficiency Syndrome ワクチン後免疫不全症候群)と総称されています。
 
 これによって、現在、日本では帯状疱疹が増えているくらいですが、先行して接種している欧米では癌が増えているようです。また、欧米・中東でサル痘、シンガポールでデング熱、オーストラリアで日本脳炎と感染症が流行っているのも、これが一因なのではないでしょうか。
 
 一年後にでも、免疫機能が元通りに回復すれば、大きな問題とはなりませんが、元のレベルまで回復しないと主張する医学者もいます。
 
 免役抑制だけでなく、大量に産生されたスパイクたんぱく質と自然感染の60倍も産生される抗体が細胞を傷つけると主張する方々もいます。mRNAがDNAに逆転写する問題も残っています。リスク要因は多く、まだまだ出てくる可能性があります。
 
 米国ではウィルスベクター式のJ&Jのワクチンを打った方が少なからずいるようですが、mRNAワクチンのようなリスクがないため、リスク回避という観点からは賢明な選択だったのではないでしょうか。
 
 mRNAワクチンの接種は、例えるなら、東芝が米国の原子力事業を行う子会社に無制限の債務保証をしたのと同じで、無限大のリスクを背負うことになります。
 
 他のインフルエンザ等のワクチンに比べて、1回目接種後の死亡率が50倍、2回目接種後まで進むと100倍となります。接種直後の深刻な悪影響を免れれば、その後何もないとは考えられません。
 
 欧米は日本よりも、ウィルスと同様にmRNAワクチンの悪作用も深刻なようで、薬害に対する怒りは爆発寸前で、各地で裁判になり、裁判所から政府に対して重要書類の開示が要求されており、これから重要な事実が明らかとなっていくことになるでしょう。
 
 mRNAの開発者のカタリン・カリコーは、mRNA によって免疫抑制が起こることを隠していただけでなく、10年以上もmRNAの研究をしていたので、DNAに逆転写されることを知らなかったという主張は通らないでしょう。まだ隠していることがあるのではないでしょうか。
 
 これに対して、mRNAの産みの親ともいうべきロバート・マローン博士はリスクを重く見て、保守主義の観点からmRNAの臨床への適用は時期尚早と考え、2021年12月25日、子どもへのワクチン接種について警鐘を鳴らす声明を動画で配信しています。内容を要約すると以下のようになります。
 
 mRNAワクチンを接種するということは、あなたの子供の細胞にウィルス遺伝子が注射されるということです。この遺伝子はあなたの子供の体を毒性のあるスパイクたんぱくを作るように誘導します。これらのスパイクたんぱくは、しばしば子どもの重要な臓器に永久的な損傷を引き起こす可能性があります。すなわち、子どもの脳と神経系統、心臓と血管、凝血、生殖器官、そして免疫システムの基盤に重大な変化をもたらし、二度と修復することはできません。
 
 mRNAを体内に注入するのは、ワクチン注射ではなく、遺伝子治療と考えたほうが、より実態に近いです。免疫抑制とmRNAのDNAへの逆転写は、既に確認されているので、mRNAの体内への注入は有害であることは間違いありません。ただ、その程度が問題で、これから明らかになっていきます。
 
 大阪大学名誉教授 宮坂昌之氏は2007年から2008年まで日本免疫学会の会長を務めておられました。2020年11月時点ではmRNAワクチンについて懐疑的でしたが、その後の半年間のデータから納得して2021年6月に接種を受けられたようです。しかし、さらにその後のデータから、思っていたような効果は得られないと語っておられました。彼がmRNAワクチンの本当の仕組みを分かっていて接種したのか、疑わしいところがあります。それほどmRNAの技術は新しく、免疫の専門家でもよく分かっていなかったということです。

 ワクチンの悪作用によって、今現在苦しんでいる人達、そして亡くなった人達の親族は騙されたとの思いが強く、これからも恨みが増大していくことが予想されます。
 
 mRNAワクチンを推奨した方々は逃げ切ることが出来なかった場合、表の世界では生きていけなくなるでしょう。
 
 でも、ひょっとすると、mRNAの特性を理解した上で敢えてワクチン接種を進めていた可能性があるかもしれません。
 
 いずれにせよ、ごまかすのに必死ではないでしょうか。
 
 厚生労働省は10万人あたりの新規陽性者数を、新型コロナワクチンを打ったか打っていないかで分けて公表していますが、ワクチンを打っていても接種日時不明の場合、“未接種者扱い”になっていました。そのため、未接種者の新規陽性者数が接種者のそれを大きく上回っていました。
 
 名古屋大学大学院小島勢二名誉教授が海外のデータと比べて、おかしいのではないかと指摘して、初めて発覚しました。接種日時不明の場合、接種歴不明と別にして、未接種者と2回接種済者を比べると、新規陽性者数には、ほとんど差がありませんでした。
 
 mRNAワクチンを推奨していなくとも、接種してしまった政治家や評論家のような方々も、判断能力に問題があるとして信用を失い、表の世界では生きていけなくなるのではないでしょうか。
 
 自分の魂を安く売り渡すと、あとで後悔することになります。

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