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役病19 Last 2022. 7. 1 騙されていた

 今回のウィルスについては、単独で純度100%単離されたものが未だ公になっていないようです。その理由として考えられるのは、単離が技術的に著しく困難だから、あるいは、今回のウィルスが存在しないから、はたまた、単離されると都合が悪い事があるからなのではないでしょうか。
 
 さらに、単離されていない、混ざりものがある、純度の低いもののDNAを、まず、細切れの短い断片にバラバラにして、参考となる遺伝子配列を比較参照し、AIで解析して繋ぎ合わせ、DNAを再構築しています。どの程度正確なのか分かりません。もっと言うと存在しない可能性もあります。
 
 上記の事実を前提としますが、今回のウィルスの遺伝子配列を読み解くと興味深い事実が浮かび上がってきます。
 
 今回のウィルスのスパイクタンパクには、フーリン切断部位と呼ばれる特殊な部位があります。近縁のウィルスには見当たらず、これによってウィルスの細胞への侵入が容易となることから、この部位がなければパンデミックは起きなかったかもしれないと言われています。
 
 MSH3 Homology and Potential Recombination Link to SARS-CoV-2 Furin Cleavage Site (Frontiers in Virology 2022.2.21)によると、今回のウィルスに最も近いとされるコウモリコロナウィルスRaTG13との相同性は96.2%で、3ヌクレオチドを超える相違はただ一つ、遺伝子配列681番から684番までの12ヌクレオチドの挿入で、ここにフーリン切断部位があります。
 
 ヌクレオチドとは、DNAまたはRNAを構成する単位で、以下の5つです。
 
  A:アデニン
  C:シトシン
  G:グアニン
  T:チミン(通常RNAには現れない)
  U:ウラシル(通常DNAには現れない)
 
 3ヌクレオチド=アミノ酸=コドン(遺伝暗号)という関係にあります。
 
 この12ヌクレオチドの挿入は、2016年2月4日にモデルナ社が出願した米国特許番号9587003内の独自配列(Patent US-9587003-B2 SEQ ID11652, nt 2751-2733)に一致しています。
 
 SEQ ID11652を調べると、一致は12ヌクレオチド (CCTCGGCGGGCA) の挿入だけでなく、その周りも含めた19ヌクレオチドの配列(CTCCTCGGCGGGCACGTAG) に及んでいます。この19ヌクレオチドの配列は非常に稀な配列であり、同一の配列は、真核生物やSARS-CoV-2以外のウイルスゲノムでは見当たらないようです。
 
 論文著者らによる生物統計学による解析では、この配列が3万塩基のウイルスゲノムまたは特許に記載されている遺伝子ライブラリの中にランダムに存在する確率は 3.21 ×10−11です。この配列が偶然に成立する確率はあまりにも低く、ほぼありえないでしょう。
 
 ミラノの分子腫瘍学研究所に所属する荒川央博士の見解によると、今回のウィルスのゲノムは1本鎖RNAのみであり、そこにはスパイクタンパク遺伝子は1つしかなく、変異の途中で機能を失えば細胞に感染することが出来なくなるので、変異を繰り返す中でもスパイクタンパクの機能は維持されている必要があります。それ故、12ヌクレオチドの挿入のために何度も失敗を重ねながら短い挿入の試行錯誤を繰り返す余裕は無く、フーリン切断部位の獲得は、少しずつの変化の蓄積ではなく、一気に別の遺伝子から配列をコピーしたと考えられます。
 
 さらに、荒川央博士は変異株についても疑義を呈しておられます。
 
 例えば、アミノ酸のアルギニンに対応するコドンは、CGU、CGC、CGA、CGGの4つです。CGUのUがC、A、Gに置き換わってもアルギニンのままですが、CGUのCがAに置き換わるとAGU = セリンとなりアミノ酸の配列が変わります。
 
 アミノ酸の配列に影響しない変異を同義置換(Synonymous substitution)といいます。ここではS変異と呼ぶことにします。S変異はアミノ酸配列が変わらなくても集団内に遺伝的多様性を生み出します。S変異に対して、アミノ酸配列を変化させる変異は非同義置換 (Nonsynonymous substitution)といいます。ここではN変異と呼ぶことにします。
 
 通常、遺伝子の突然変異と選択は段階的に起こります。変異が機能的に選択され、固定された後、次の突然変異と選択が続きます。アミノ酸配列を変えるN変異がタンパク質の機能を向上させる事は稀で、有害な変異は進化の競争のうちに除去されるため、重要な遺伝子ではN変異の数は減少します。
 
 一方、アミノ酸配列に影響しないS変異は表現型の変化を引き起こす事がほとんどないため、たんぱく質生産翻訳効率を極端に低下させない限り、一般にS変異は取り除かれることはありません。S変異は失敗とはみなされず、変異のトライ&エラーを繰り返すうちに蓄積、放置され、ランダムに固定されて生き残ります。このように、S変異は進化の過程で蓄積される傾向があり、S変異の蓄積スピードは異なる遺伝子間でも同程度であるため、S変異は近縁種が分岐してからの進化時間を計る分子時計として利用する事もできます。
 
 S変異はアミノ酸配列を変えないので、基本的に中立です。分子レベルでの遺伝子の変化は大部分が自然淘汰に対して有利でも不利でもなく、中立的である、というのが、木村資生が唱えた中立進化論です。
 
 要は、S変異は蓄積されていきますが、N変異はなかなか定着しません。
 
 これらを踏まえて、新型コロナウィルスの変異株(α β γ δ λ μ ο)の変異をオリジナルの武漢型と比べてみると、驚くべき事に、S変異はN変異よりも著しく低い頻度でしか起こっていません。特にスパイク遺伝子で顕著です。
 
 これは、新型コロナウィルスのスパイク遺伝子の進化が中立進化論の法則に従わずに起こった事を意味しています。さらに、S変異の分子時計の特徴から、スパイク遺伝子の変異はごく短期間に獲得されたという事もわかります。変異株のそれぞれの変異は、進化時間の上では非常に奇妙な事に、一瞬のうちに獲得され、新型コロナウィルスの変異株は高い感染率を維持して、スパイクタンパクの機能を維持しながら新しいスパイクタンパクを短期間に進化させた事になります。
 
 以上から、今回のウィルスは、変異株を含めて、人工的に作られたと結論付けざるを得ないのではないでしょうか。
 
 ウィルス人工説は何度か浮かび上がっては、医学界の大勢およびWHOによって否定されてきました。医学界やWHOに圧力をかけることのできる大きな組織がウィルスを作ったということなのでしょう。
 
 変異株も人工物であることから、ウィルスの拡散は当初から全体として計画的なものだったと考えられます。そして、安全性についての担保が全くないmRNAワクチンがタイミングよく導入されたことから、ウィルスの拡散とワクチン接種は当初からワン・セットだったのではないでしょうか。その目的は一つしか考えられません。両建てで計画されているので、大きな効果が見込まれます。
 
 サル痘が現在流行の兆しを見せていますが、自然界に存在するものとしては不自然な変異があるようです。これも何かあるのではないでしょうか。
 
 ウィルスの拡散が計画的なものであるなら、計画されていたという事実を重く見ると、mRNAのような仕掛けがしてあるかもしれません。症状の有無にかかわらず、一度でも感染するのはリスクが高いと考えたほうがいいのではないでしょうか。米スタンフォード大学およびMITの研究によると、今回のウィルスのRNAは逆転写して我々のDNAに取り込まれるようですから、感染しないに越したことはありません。
 
 ウィルスの発生が自然発生的なものであれば、自然現象を追究することになりますが、計画的に作成・拡散されたとなると、犯罪を追及することになり、あまりにも生々しいものになってしまいます。
 
 役病というタイトルはもう使えません。今回のパンデミックについて書くのは、これで終わりにします。
 
 2年半もの間、私は騙されていました。

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