見出し画像

大学院入試(面接編)

さて,今回は面接について書いていくことにします.
面接.正直何を対策して良いのかあまりわからない,というか一番謎に包まれているのはこれかなと思います.さらに,大学院ごとに面接などは大きく異なることが予想されるので,僕が受けた大学院はこんな感じだったよとという一参考にして貰えれれば幸いです.

僕が受けた大学院では,面接時間は10分でした.先輩方に聞いていた話で15分くらいと聞いていたのですが,実際に蓋を開けてみると,10分しかありませんでした.かつ厳密に区切られた10分だったので,延長などもなく進行されていました.

面接の形体としては僕が一人に対して,先生が向かいに四人座っているという形式でした.多分形式自体はこの形式が多いのではないかなと思います(僕が知っている限りではこんな形式の面接が多いです).ニコニコしながら待っている先生もいれば,最初から最後まで仏頂面の先生もいました笑.正直結構ドアを開けて終わるまで怖いなあと思っていました.

聞かれた内容は大きく分けて以下の3つだったと思います.

  1. データは持っていますか?

  2. この研究はなぜフレーム意味論で行う必要があるのですか?他の手法ではないのはなぜですか?

  3. フレームはどうやって措定するの?

ざっとこんなことを聞かれました.個人的に一番重点的に聞かれたのはデータの部分だったかなと思います.面接中に5つくらいの例文を出した記憶があります.研究計画書を提出して,それに対して質問がなされるわけですが,僕が受けた大学院はかなり字数の少ないものだったので,詳細なデータなどを記述していませんでした.そのことからかデータをしっかりみてますか?というような質問がなされていたのかなと思います.

また,いろいろな先生から言われていたのは「なんでこの分野で研究する必要があるの?他の分野から見た方がいいんじゃないの?」というのは聞かれると言われていました.そして,やっぱり面接でも聞かれました.なので,これに関しては対策しておいてよかったなと思います.

専門的なことは正直あまり聞かれませんでした.先輩方や先生には「正直なところ専門的なものは入学後に勉強すれば良い.今どの程度研究するために必要な最低限の知識と熱意などがあるのかを聞きたい」と言われていました.全くもって専門知識がなくていいかというとそんなことはもちろんないですが,今の段階で完璧である必要はないというのは抑えていると楽になれるかなと思います.というのも,大学院入試というと大学院の先輩や大学の先生に手伝ってもらうことが多いと思いますが,先輩方などの知識量の多さに圧倒され,こんなにも知識がいるのか・・・と絶望すると思います.自分自身もかなり圧倒され,自分をすごく追い込んでいました.しかし,研究者の先生方から見れば,学部生の知識なんて全然無いに等しいです.完璧な学生が来るなんて思ってもいないと思います.ですから,ある程度専門の知識を持って,そして大量の熱意を持って挑めば問題ないと思います.

最後にどんな対策をしていたのかを示しておきたいと思います.僕は対策として周りの人に頼るということをしていました.具体的にいうと,自分の指導教官や在学している大学の言語学専門の先生,知っている大学院生の先輩方に片っ端から自分の研究計画書を送りつけて,この研究計画書に質問するならどんな質問しますか?と聞いて,それに返ってきたものをメモしてそれに対してどう答えるかということを行なっていました.先輩方や先生方には多大なご迷惑をおかけしたわけですが,これが功を奏して合格することができたのかなと思っています.

まとめ
・面接は10分程度だった(大学院によりけり)
・専門的な話というよりはむしろデータなど基本的なことが聞かれた
・対策には先生や先輩方を頼りまくるべき

今回もお読みいただきありがとうございました.また次回に.


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?