輪郭(仕切り直しのご挨拶)
きちんと何かを定期的に発信する、というのをやってみよう!
と、思い立ち、昨年の終わりに「hiraku通信」を始めて、一応、毎週更新で4回やってみて、わかりました。
ちがった!
いろいろな形式や内容をひとつの「通信」にまとめようとするのも楽しかったのですが、そのうち、書きたいことが出てきたら、むむ、これはどこに収めるべきなんだろう、ちょうどいい長さにしなきゃいけないし…なんて考えて頭がごちゃごちゃして、逆に書きづらくなってきました。
書くのが好きなのと編集、構成がうまくできるかはまったく別だということも痛感。(こういうニアミスって、人生で結構ある気がします)
そして、よくよく考えたら、書きたいことをそのままこまめに記事として書いていけば、このnote自体がhiraku通信になる、のですよね。
うん、割とあたりまえ。
でも、なぜだか「きちんと」伝えるためには、「きちんと」そのための枠をつくらなければいけない!(この場合はnoteのマガジンという形で)と、思いこんでいたみたいです。
私は、こういうことがよくあります。
インスピレーションや願いを届けやすい形にしようとがんばって、ヘンに細切れにしたりこねくりまわしたり、かえってややこしくしてしまうのです。
せっかく大きくて活きのいい魚が釣れたのを、おすそ分けする時に食べやすい切り身にしようとして、何なら煮物とかもつくろうとしてみたけど、うまく調理できなくて素材の味が台無しに!魚も腐っちゃう!みたいな。
世界にあらわれたくてやってきてくれるものに、ちょうどいい輪郭を与えてあげることは、人間の仕事の一つなのだと思います。
世の中にはそれをじょうずにさばいて調理して素敵な形で提供するセンスと技術がある人がたくさんいて、いいなあ、と思うのですが、私はどちらかといえば素材まるごとタイプ。なるべく自由度の高い大きめの容れ物で、あまり余計なことをせず、ヘンに小分けにしようともせずに出していくのが向いているみたいです。
なかなかそれがうまくはできず、何度もどたばた軌道修正して、迷路の脇道を塗りつぶしながら進んでいくような不器用なやり方しかできないけれど、そうやって確かめながら、学びながら、私にできる形で世界に何かを差し出していけたらと思っています。
と、いうことで。
手を伸ばしたい、伝えたい、人とともにありたい。
という気持ちはやっぱり変わっていないので、「hiraku通信」、輪郭をマガジン形式からnote全体に広げて、改めて書いていきたいと思います。(要は普通のブログを書いていくという話)
そして、これまであんまり施術とは関係ないかなと決めて書いていなかった、映画や本やドラマなどの創作物の話や、英語の話、ジェンダーやクィアな視点についての話(学生時代に結構勉強していた分野なのです)なんかも、書いていこうかなと思っています。
せっかく「hiraku」通信なので。自由に、自由に。
何か良いものが届けば、何かの形でお役に立てれば、嬉しいです。
よろしかったら、お付き合いくださいね。
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