おすすめ漫画紹介「おっちょこドジおねえさん」
草野です。今回ご紹介しようと思います漫画作品はこちら、倉地千尋氏原作であり講談社運営のWebコミック配信サイト「コミックDAYS」にて連載中の「おっちょこドジおねえさん」(既巻2巻~連載中)です。
※当記事掲載時点での情報です。
あらすじ
見た目は清楚な超美人！ だけど中身は××なおねえさん。年下男子相手に、大人の女ぶればぶるほどアクロバティックなドジを発揮する！？ Twitterで３０万超「いいね」を獲得した、尊さいっぱいのラブコメディ♡
紹介コメント
当作は個人的に、商業連載前のパイロット版に相当する漫画シリーズから連載を追いかけている思い入れ深い作品です。一方でこの「パイロット版からの商業連載化」と聞くと、ある程度漫画を嗜む方であれば「商業連載化したことで、読み切り版やパイロット版の良さが薄く延ばされてしまった」なんて残念な経験も珍しくないのではないでしょうか。
しかし今作において何よりも訴えたい素晴らしさこそ、まさに「商業連載化してもパイロット版でのクオリティが劣化せず、ちゃんと進化している」という点なのです。
勿論当作のパイロット版に相当する「デートでおねえさんの本性が分かっていく話」においても、ミラクル級のポンコツ気質でありながら、それでいて“デキる女”気取りに勤しむ「おねえさん」のエキセントリックな空回りぶりを、1ページ1コマ1オチ形式の軽快なテンポで楽しめる独自の大きな魅力がありました。
しかし商業連載化に伴い、「おねえさん」には「なほさん」の名や女子大生という身分、そして家族構成や交友関係等の詳細な設定が新たに与えられ、更に相手役の年下男子として主人公「直樹君」の存在が容姿を含め明確に描写されるようになり、この他にもなほさんを囲む新たな登場人物達との面白おかしい人間模様が多数描かれるようになりました。
これら商業連載化に伴う新たな要素の付随は「おねえさん」こと「なほさん」単体としての面白さ一本で勝負していたパイロット版に対して、「そんななほさんがどれほどドジを踏んでもそのポンコツ気質には完璧には気付かず、結果的に当人の目論見通り彼女を『完璧な女性』と認識して憧れを抱き続ける鈍感主人公の直樹君」という、まさに「噛み合うすれ違い」ともいえる新たな構図を当作に組み込むこととなりました。
そしてこの新たな構図を基調としてなほさんや直樹君以外のキャラクターをもストーリーに積極的に絡んでいくことによりもたらされる「作品としての深み」や、更に言えばそれにより自ずと抱いていく「登場キャラクターに対するさも実在の友人のような親近感」こそ、漫画作品全体として当作を更に思い入れ深いものに至らしめる魅力として作用しており、延いてはそれこそパイロット版から一皮むけた当作の進化と呼ぶことができるのです。
当作をパイロット版から追いかけ、順に現在の商業連載版へと移行して現在も読み続けている身としては、まるでベスト盤の曲しか知らなかったミュージシャンを、デビュー曲から最新曲まで網羅してより素晴らしさに気付けたような感動に近いかもしれません。
そしてそんな当作はなんと来月に最新巻3巻が発売予定です。既に発売済みである1,2巻と合わせ、以下の関連URLリンクの項目にてAmazon購入サイトへのリンクを添付しております。興味を持たれた方は是非お買い求めいただければ1ファンとして嬉しい限りです。
また当記事にて再三に亘り言及している当作のパイロット版「デートでおねえさんの本性が分かっていく話」のAmazon購入サイトへのリンクもまた同様に添付致しました。商業連載版にはない1ページ1コマ1オチのテンポ良い展開でさらっと一気に、それでいて愉快な気分のまま読了出来るので無料で購読可能な今の内のご一読を推奨いたします。
以上で今作の紹介を終了させていただきます。最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
関連URLリンク
・コミックDAYS公式掲載サイト「おっちょこドジおねえさん」
・コミックス第1巻
・コミックス第2巻
・コミックス第3巻
・パイロット版「デートでおねえさんの本性が分かっていく話」
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