☖四間飛車 (vs ☗引き角戦法)
前書き
※随時更新中
本記事では、私用の後手番の試験飛車の手筋をメモしています。
ShogiGUIと定跡書から検討した、私用の手筋となります。
対象レベル：将棋ウォーズの５級～３級
補足：盤面を見やすくするために、先後を反転させています。
☗最速引き角vs☖四間飛車
☗７七銀引き角vs☖四間飛車
☗７七銀までの流れ
・相手はまず、☗７六歩と角道を開けて、角交換を臨む様相を見せる。
・こちらが☖４四歩で角交換を拒否したため、相手は角の活用をするために引き角戦法に切り替える。
・相手は角を☗７九角と引くために、銀駒を動かす必要がある。
・相手は☗７八金の手を挟むことで、角駒が離れ駒にならないよう配慮しながら、☗７七銀と構える。
・こちらは四間飛車の基本陣形で構える。
・相手の戦型が確定していないため、☖４七銀は保留して☖６八玉と玉を逃すことでアドバンテージを取っておく。
引き角対策の☖４七銀と☖４五歩
方針：☖４五歩がカウンターの仕込み
理由：玉の守りを固める手や、向かい飛車で迎え撃つ手も無難だが、それではつまらないため、☖４五歩でこちらが有利になる仕込みを加える。
（第１図以下の指し手）
☗５六歩 → ☖４三銀 → ☗７九角 →☖４五歩
開戦
方針：☖２二飛で相手に☗３三角成を指すように誘導する
理由：☖２二飛と回ることにより、相手が☗３三角成を強要します。ここで相手が☗６八角と弱腰に逃げる場合は、☖２七歩打で相手の飛車の頭を押さえます。
（第２図以下の指し手）
☗２四歩 → ☖同 歩 → ☗同 角 → ☖２二飛
飛車と角の交換
方針：飛車と角の交換に応じる
理由：飛車角の交換後、こちらの金と香が浮き駒になっているため、相手は☗２一飛と打ち込んできます。これが待ち望んでいた一手です。
（第３図以下の指し手）
☗３三角成→ ☖２二飛成 → ☗同 銀 → ☖３三桂
→☗２一飛打
☖３二銀で飛車を追い払い、☖４四歩でカウンター
方針：☖３二銀で一度しっかり飛車を追い払う
理由：さすがに金をタダで奪われては不利になるため、☖３二銀で一度金を守ります。相手は予定通り☗１一龍で香車を取ります。
（第４図以下の指し手）
☖３二銀 → ☗１一龍 → ☖４五歩
☖４五歩を相手は無視できない
方針：相手を無視して攻撃に専念
理由：相手が飛車切りでもしてこない限りは、こちらは攻めに専念して問題なし。☖４三角打で相手は「玉の守りを優先」するか「２九地点の桂馬を守るか」で迷います。☗４二金のような迂闊な手を指すと、☖６一飛打で詰みです。
（第５図以下の指し手）
☗同 歩 → ☖４三角打 → ☗４二金 → ☖６一飛打（詰み）
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