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下着選びの基準

みなさんは下着や肌着を選ぶ基準はありますか?

デザイン、素材、機能性など人により選ぶ基準はそれぞれだと思います。

自分にぴったりな下着と出会える希望を持って、この記事を書きたいと思います。

綿100 %の肌着

肌が弱い方は綿100%かそれに近いものを身につける方も多いと思う。
私も現在、肌着(シャツ)は綿100%を着ている。今年の春頃からお腹や背中、腕の肌が荒れてしまい皮膚科に通っていて、先生から「綿100%の下着を着てね」と言われた。
シャツは綿100%のものが売っていますが、ブラの綿100%はとても少なくなる。
以前、オーガニックコットンのブラとショーツのセットをネットで購入しましたがブラのサイズが合っておらず、ランジェリーショップの店員さんに服の上から「身につけているブラが小さいですね?」と当てられた。恥ずかしかった。
コットン使用の可愛いブラはサイズが限られているため、着ることができる人が限られるのではないだろうか。

皮膚科の看護師さんから「綿100 %の肌着を着て、その上からブラを付ける着方をおすすめしてるよ」と言われてから、服の生地が厚くなる秋からそのように着ることが多くなった。
しかし、肌に負担をかけないためとはいえ、肌着の上にブラを着けた自分の姿をはじめて見たときはちょっと滑稽だった。

綿100%の下着もサイズ展開が豊富になるといいなと思う。

……自分で作ってみようかな。

乳頭から血性の分泌物

2021年7月。
乳頭から血性の分泌物が出た。
驚いたという表現が正しいのか分からない。私の身体に何が起こったかわからなかった。
夜、いつものように浴室で体を洗う時だった。左胸についている水滴がうっすらと茶色に濁っていた。目の錯覚だと思った。目をこすって再度見る。やはり目の錯覚などではなかった。指先が切れて血が出ているのではないか。指に擦り傷はなかった。
明らかに左乳頭から血が出た形跡があった。

入浴後、スマートフォンで症状を調べた。良性の場合も多い。まれに悪性の場合がある。良性だと診断されたが数年経って悪性だと診断されたともある。
便利になりすぎて知らなくてはいけないけど知りたくないことまで知った。

すぐに乳腺科がある病院を探した。幸い車で2、30分に乳腺科クリニックがあった。
次の休みの日に予約を取った。初診でもインターネットで予約を取れるのは便利である。

初診。クリニックは可愛らしい建物で、受付の方、看護師さん、先生も優しい方ばかりだった。触診は先生が乳頭を力強く絞るようにすると、やはり血が混じった分泌物が出てきた。エコー検査では異常はなく、経過観察になった。

良性の場合は自然に治ることも多いらしい。
ただし、他に異常が現れたり、分泌物が出る量や頻度が増えたりしたら来てほしいと言われた。

2021年9月。休日の夕方だった。
あれからというもの私は、度々左胸を確認するようにしていた。少し分泌物が出ているときがあったが、量も頻度も増えていなかったためクリニックには行っていなかった。
この日、自室で手帳を書いていたか、本を読んでいたかだったと思う。襟を広げて、そっと左胸を確認した。
血が出ている最中だった。
以前よりも明らかに量が多かった。
クリニックに電話をすると、今日の夜に空きがあるとのことで、急ではあるが予約を取ってもらった。

父には初診のときに気になることがあるから乳腺科に行くことだけは言っていた。今回も急遽行ってくることだけを伝えた。

クリニックに着いても若干出血は続いていた。
エコーを見ると異常ではないが他の箇所より乳管が膨らんでいるところがあった。膨らんでいるといっても3mmくらいであるため、他の箇所とほとんど変わらないくらいだ。
先生はおそらくこの3mmくらい膨らんでいる場所から分泌物が出ているのではないかと言った。
膨らみが小さすぎるためエコーでは良性か悪性か判断がつかない。該当箇所の細胞を取って検査をするしか方法がなかった。
生検を受けることになった。先生がエコー映像を見ながら注射針を刺した。私はまさか麻酔せずに注射針を刺されるとは思っていなかった。予防接種や血液検査の痛みとは比べ物にならなかった。胃の底から吐き気が込み上げてくるような痛みだった。シュッシュッと空気を抜く音が聞こえたので、看護師さんが何かしているのだろうと思ったが、先生の後ろに立っていたため何をどうやっているのかは分からなかった。シュッシュッと鳴るたびに胸に入った針先が動く。これはまた痛い。
痛みとの闘いののち、血性の分泌物が採取された。
結果は2週間後。
帰宅後、父には少し詳しく話した。
結果待ちの2週間はもし悪性だったらどうしようしか頭になかった。
やっと採用された転職は半年もたっていなかった。

幸い結果は良性だった。乳管内乳頭腫だろうと言われた。
良性でも量や頻度が多い場合は手術をすることもできるらしいが、手術内容を聞いただけで眩暈がしたので手術は保留にした。

特に異常がなければ半年ごとに乳腺科クリニックへ通うことになった。
今年の7月の診察では人生初のマンモグラフィ検査をした。
痛かった。
異常はなかった。
今のところ量も頻度も増えていなく、他に異常もみられないため良性だろうと信じている。

淡い色の下着

血が付いているかいないかの判断がしやすい。
これに限る。

初めて血が出た当時、私は色の濃い下着を付けていた。血が付けば染みになるが、染みの正体が血かどうかの判断が付きづらかった。下着の色が黒や紺だともっと分からないだろう。
下着の買い替え時には淡い色を選んだ。血が付いたら付いたでげんなりするにはするが判別しやすいのは良い。

そういえば子どもの頃、親から「黒や紺はもし怪我をして血が出たときに出血場所が分かりづらくなるから、肌着やシャツは白や薄い色の方が良いよ」と言われたことがあった。
親の言葉が身に染みた出来事だった。

黒や紺、赤、緑、オレンジの下着や肌着はよく売られているし、デザインが華やかでおしゃれなものが多い。
私も黒や紺の下着に手が伸びることもある。
しかし頭をよぎるのは「可愛いけど血が付いても分かりづらい」だ。
何かのイベントで一時的に着用するなら構わないが日常遣いはやめておこうと、そっと下着を売り場に戻すのだった。

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