見出し画像

Tinderで出会ったお笑い芸人の卵に、初対面でネタの相談された話

マッチングアプリのTinder(ティンダー)。あんまりいいイメージないかもしれないですが、私は最近けっこう好きになってきました。

体の関係とか求めてる人の集まりでしょ?って思う人も多いと思うし、私も思っていたんですが、全然そんなこともなくて、普通におもしろい出会いがあったりします。

ちなみに、私は元々、普通に他のマッチングアプリをやってたんですが、会う人会う人全然おもしろくなくて、ああアプリ無理だおもんないやめよかなどしよ彼氏できない絶望って思ってた頃に、友達と「ちょっとクズやけど一緒にいておもしろい人」と「すごくいい人なんやけど一緒にいてもおもしろくない人」とどっちがいい?という議論になり、断然「ちょっとクズやけどおもしろい人」がええわと思ったときに、ティンダーやってみようという気持ちになりました。

いい人ばっかやけどおもろくない集団の中からおもろい人探すよりも、おもろい人はいっぱいいるけど低俗な集団の中からまだマシな人を探した方が近道だと!

(彼氏はできてないけど)この選択肢は正解だったと思います!

実際、たぶんやばい人もいるんだとは思うんですが、嗅覚さえ狂ってなければ、まじでやばい人は引かないですよ〜


てか、そんなことより本題に。

こないだティンダーで知り合った人とお茶に行きました。
やり取りをまめにしていたわけではなかったんですが、メッセージで「近々お茶行きません?」といわれて、飲みに行こうじゃなくてお茶!いいね!平和!ということで、翌日の金曜がたまたま有休で空いていたので「明日は?」と聞くと、いけるとのことだったので、早速行きました。

新宿の純喫茶。
(立派なパフェを食べました)

「平日なのにいけるんですね、自由な会社なんですか?」って聞いたら「仕事は基本夜勤だから」とのことで「夜勤って?」と聞くと「実は、お笑い芸人目指してて。昼間はNSC通ってるんだよね」と。

おおお、よしもとNSCの人はじめて見た!ってちょっとテンション上がっていると「実は俺、今日関西の子と会うから、ちょっと楽しみにしたんだよね。聞いてみようと思ってたことあって」っていわれました。あ、関西枠採用でのお茶のお誘いだったのね(笑)となりましたが、「なになに」って聞くと「ネタのアドバイスもらいたくて」と。

話を聞いてみると、こんな感じでした。

・うがった視点で職業をいじる漫才をしている
・彼はボケでその職業になる方の役である
・漫才としてはどっちかというとツッコミが主
・フードファイターネタが鉄板である

それで相談された内容が「『フードファイターに俺今からなりたいんだよね』っていう導入で入っていくんだけど、『フードファイターってまあまあポテンシャルで今からなりたいとかでなるもんじゃないだろ!』っていうのをさ、なんかいい例えでツッコミたいんだよね。

元々は『視力検査で勝負するようなもんだから!』って入れてたんだけど、ウケなくて、なんかポテンシャル勝負みたいないい例えないかなあって」と。

おお、なんか力の見せ所っぽいし、なんかおもしろいこと言いたい。しかもすごい期待した目で見てる、これ、私はいま関西人の代表みたいに見られるよね? 私がいい案出さないと、彼にとって関西人というイメージが下がっちゃうよね?

なんて考えつつ、いい案を出せるように結構考えたんですが、全然いいのが浮かびませんでした。笑

ポテンシャルで勝負するものってほとんどなくない?ていうループにハマっちゃって。

身長?体毛の濃さ?髪の毛の伸びる速さ?
うーん。
歯並び?歯並びは?歯並びって生まれつきっていう感じ結構あるよね、生まれつき綺麗な人っていいよなあとか思うよね。けどツッコミにはならないな、歯並びで戦ってる人おらんもんな。

なんて話してたらもう夜になっちゃって。
タイムアップ。

全然いいの思い浮かばなくて悔しかったものの、決められた振り幅の中でアイデアを出していくのはすごい楽しいと思いました。

自分たちの漫才の笑いの方向性をまずは決めて、そこからその要素をひとつひとつのボケやツッコミに込めていく。ネタ作りってめちゃおもろいやん。と思いました。

私は仕事でSNSの中の人をやってましたが、ちょっと近い気がしました。企業としてのブランドイメージの方向性を決めて、それをひとつひとつの投稿で表していく。

それのセルフブランディングバージョンで、儲けることとか考えなくてよくて、シンプルに人を笑わすことを100%に考えればよくて。

機会があれば漫才1本書いてみたいなと真剣に思いました。

いつかnoteで架空の設定でネタ書いてみようかな。(笑)


ちなみに、帰宅してから思いついたのを送りました。

「今からフードファイターなるなんて、視力でマサイ族と戦おうとするのと一緒やで!」

これが私の限界でした。
採用されてたりして?(笑)

はい、では、また〜


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?